日本生命保険が自前でデータサイエンティストを育成する理由
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海外では
・優秀な人材確保が困難になりつつある
・自社の業務をきちんと理解しているデータサイエンティストが必要
という理由でデータサイエンティストを自社で抱え込む(外注しない)企業が大変多いです。
私の身近でお付き合いしている企業さんでは、すごく貴重なデータをお持ちでもそれを扱うことのできるエンジニアがいないという状況をよく目にします。これで、アクチュアリーが駆逐..
なわけない。 違います。 アクチュアリーもデータサイエンティストも必要とされるベースはほぼ同じ。 実際に、最新の手法を業務で使いたいアクチュアリーも多いはず。しかしこれまでは組織が前例主義でそのようなことはあり得なかった。ゼロベースで考えて有用な方法であれば採用する、という組織土壌が必要なだけで、そういう意味では、このように(AIやビッグデータや、とバズワードの力を借りて)新しい手法を受け入れるんですよ、というメッセージは重要。もちろん大きな組織ではその変革は時間はかかる気はする。
僕の新卒会社の保険数理コンサルは、とても自由な会社で、動的解約率の分析プロジェクトで、新卒ペーぺーの僕が「多分R使うといい感じの結果出る気がするんで、Rで独自に分析します!」と言ったら「おぉ、ええんちゃう?やってみてください」と即答。その時R初めて使ったし、使ってみたかった、というのが大きいのだけど。。
(15年前なのでRは今ほど有名ではなかった。そもそも大会社だと会社PCにインストールすらしてもらえないだろう)。
仕事は、興味に基づいてその人がやりたいことに沿ったものを与えてあげられるように努力することが上司や経営陣が最も重視すべきこと。しばしば、スタートアップが圧倒的なパフォーマンスを発揮するのは、少人数であることから、会社がやらなければならないことが自分のやりたいこと、に結びつく強制力とも言える力があるからなのだろう。生命保険会社にはこれまでデータサイエンティストが全くいなかった。既契約情報はデータの宝庫なので、ニッセイのこの動きは理にかなっている。ただ、保険料に関わるところから分析するというのがメーカー特有の動きで、セールスや事務効率化の方のデータ分析は動きが遅い。ここに特化したデータサイエンティストを当社が揃えていくと、親和性は高いと思う