アルゼンチン金利60%に 通貨ペソ急落、新興国売り
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中銀の短期債の償還のタイミングでペソの売り浴びせが行われている印象。大豆の輸出シーズンも終わり、特段外貨準備が増える要素が見当たらないのも見透かされていますね。ブラジルと異なり、輸出産業が多様化していませんから全体的にペソ安で輸出がすごい伸びるかというとそうでもない。
ただし、あえて通貨安メリットが考えられるのは次のとおり。
アルゼンチンで生産している自動車メーカー(ただしブラジル向けについてはブラジルも通貨安なのでペソ安による価格競争力は一部削がれる。中米やその他南米向け)、ワインやぶどうジュースやはちみつ、肉類、シームレスパイプ(原油高も追い風)、革製品などの生産者や輸出業者にはこのペソ安は追い風ですね。現地紙にはそのあたりが指摘されています。