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NewsPicks Book『破天荒フェニックス』を刊行する田中修治氏に取材をしました。『破天荒フェニックス』はとにかく文章が面白く、爽快。結末は真逆ですが、板倉雄一郎氏の名著『社長失格』のような疾走感とリアリティに溢れています。今回、その舞台裏を存分に伺いました。
"人生を、自分が主役のドラマだと思えばいいんですよ。「苦労がなかったら、ドラマが面白くないじゃないか。"
密かに私も自分しか読まない小説の主人公だと思うようにしてます。そうすると楽な選択肢は主人公に似合わないので、必然的に厳しい選択ばかりするようになります。
「この後社長として平穏な日々を数年過ごす」
こんな記述いりません笑
会社の歴史を新しい社員に伝えたいから、という理由で、小説を書こうとするのもすごいし、書けてしまうのもすごい。田中さんはかなりぶっ飛んでいて、面白いから、この連載は楽しみ!
最近、周囲の人が出版したりメディアで注目を集めたりすることが増えて来ましたが、田中社長のことはちょうど彼のブログを知人が紹介していることで知りました。

彼の書いた創業時の思い出話は、経営者ならとても共感できる話なのですが、じゃあ自分が彼と同じように売上20億で借入が14億ある会社を買うかといえば絶対にノーでしょう 笑

しかもキャッシュアウトが毎月2000万円?

あり得ないですね。

極寒の国で、外で栓がないお風呂にお湯を入れようとして温まろうとしているようなものです。しかもお湯が抜ける穴が自分の体より大きいぐらい。

そのお風呂を買うか?

買うわけありません。

しかし、30歳の時に彼は思うわけです。
このまま5年後に、年商5億のそこそこ儲かってる会社の社長である35歳になるか、全国チェーンを経験して失敗した35歳になるか、どっちがいけてるかと。後者だろ!

と考えたそうですが、

いやいや!前者でしょ 笑


後者だろうと考える人は、だいぶ頭のネジが飛んでる人です。

でもね、ここってとても重要だと思うんですが、これは「特殊な才能」ではありません。

【選択】

の問題なのです。

誰もが取ろうと思えば取れる選択。



しかし、メリットやデメリットを目の前に並べて、「よりメリットが多そうな」ものを選ぼうとする選択の仕方であれば必ず選ばない選択であるというだけ。

そして、選んだら必ず「瀕死になる努力が付随する」のが確定している選択なだけ。

結局、

一流のひとになぜ一流なのかと聞いたら「他が皆怠惰だったから」という金言通りという気がします。


さらにいえば、「他が皆怠惰で臆病者だったから」

ということなのかもしれません。




〉〉リスクはさほど感じなかったと。

〉何をリスクと思うかでしょうね。僕は、失敗することはリスクだと思いません。「あいつの会社、つぶれたな」と、周囲からの評判が悪くなることをリスクと感じる人も多いでしょうが、人の目を気にしない性格だったことも、良かったかもしれません。
小説はもちろんですが、田中さんが落合さんと語る「小売りの未来」も刺激的。小売りは「人間臭さとテクノロジーの交差点」に位置するので、ストーリーが重層的で面白い。https://newspicks.com/movie-series/6?movieId=212
「失敗することはリスクだと思いません。」「人生を、自分が主役のドラマ


失敗を恐れずに人生を楽しむ。当たり前のことを全力でやっている。自分の人生を物語だと捉えることができたら一度の失敗で終わりだとは思わないので、僕もそう考えるようにしています。
「──物語でも、日本中の全店を寝不足になりながら回るシーンが印象的でした。
そうですね。一緒に店頭に立って大声を出して、営業が終わったらみんなを連れてご飯に行って、お酒を飲んで朝まで夢を語って。ベタな青春ドラマみたいなことをひたすらやっていました。」(記事引用)

小売・飲食という現場(店舗)がブランド価値の基幹となる商売では、経営者の目線と実際行動は、常に店舗起点であるべき。

スターバックスが日本で人気のブランドとなり、開店するたびに長蛇の列ができたバブル期のあと、実に4年の長期に渡って既存店売上前年比を下回り続ける危機的状況に陥った。そのとき日本の創業社長、角田雄二さんは、社内の改革推進体制を敷くとともに、目線は常に店舗スタッフに向いていた。新任のマーケティング責任者は、着任後ミッションの相談を雄二さんにしたところ、「とにかく店舗に行ってパートナーたちを元気づけてあげてくれ」とだけ言われ、目を白黒させた。

しかしこの地道な積み上げがあったがゆえに、ブランド再興のタイミングが来たとき、内発的動機に満ちた店舗パートナーたちが最高の仕事をしてくれ、V字回復を達成できた。
連載途中まで読んでたから本ポチった
再生が難しいの理由は、仕組みが描けても実行するのが人であるということ。経営者が自己否定するのは大変な労力がかかります。僕は「裏切り」というのは個々の「正義感の違い」だと思っています。それがどの段階であったのか興味深いです。
素晴らしい言葉 ーー

「小さな会社の社長として35歳を迎えるのと、仮に倒産したとしても、全国規模のチェーン店を経営して失敗した経験のある35歳。
5年後の自分を想像した時に、どちらが自分にとって価値のある35歳になれるかを考えると、迷うことなく後者でした。」

この本を読んで、多くの20代、30代がでてくるのだから、一冊の本が世界に与える影響は、とても大きい。ありがとう。
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。