楽天、携帯参入で顧客拡大に自信「他社よりバリュー」：百野ＣＯＯ
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エントランス網&コア網&リンク網については、ジオ社のノウハウ通り、仮想化ネットワークでコスト削減の算段は想像できます。回線交換呼を保持していない段階のマイグレーションなしの新規ネットワークなので、すべてIPNWが構築できるのはコスト削減。
ただし、もっともコストが必要な足回りの基地局整備（置局→施工）の方法と協業（工事）パートナーがまだ見えていないので、ここは私の常識を覆してくれるアイデアに期待しつつも、現段階では想像がつかない。
もちろん、地震大国である日本という事情を除いたりすれば、ペラペラのインフラによりコスト削減は可能ですし、電力会社に近づいていることを考えれば電柱の活用によるスモールエリア構築なども想像つきますが、それでも6000億円は心許ないと感じてしまいます。
ここまで煽ってくれると、その想像の上をいくアイデアがあるのであろうと期待。楽天の場合は設備投資が間に合うのか、網羅できるのかがポイントだろう。スタート段階で失敗すると口コミで繋がりにくいなどの風評被害が出て伸び悩みがあるかもしれない。ただ、MVNOよりもマシという状態でキャリアより値段が安ければ一定数の確保はできるかもしれないが。
楽天の場合は極端携帯事業で利益を出せなくとも楽天経済圏のサービスへの誘導や囲い込みができれば十分ともいえる。あとは最新のiPhoneを取り扱えるのか否かもユーザー数の伸びに影響があるだろうね。「銀行もカードも電子マネーも全部持っているのはうちだけだ」と述べ、携帯の顧客を軸にしたワンストップサービス強化への意欲を語った。
これこそが楽天の強み。楽天モバイルのバージョンアップも考えられるだろうけど、アマゾンの日本版として顧客の囲い込みをどこまでやるか。
それにしても楽天市場が出来て20年経過してるし、売上も順調に右肩上がり。NPは楽天に厳しい論調が目立つけど、今回の様に既存マーケットに風穴をあける存在として成長して欲しい。
