米中通商協議、大きな進展なく終了 双方予定通り追加関税発動
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今回の制裁対象である半導体関連製品と化学製品は、米国企業や欧州、日本、台湾、韓国といった諸国の企業が中国に持ち込んで加工して米国に輸出しているものが多く、これに高関税を課せば痛みを負うのは米国とその同盟国、というのが常識的な判断で、カネの面から見れば私も与するところです。しかし、パワーの面で中国を抑え込むところに狙いがあるならば、そもそも中国で加工させること自体に問題があるわけで、関税が嫌なら代替措置を考えろということになるように思わないでもありません。国家間の対立でカネとパワーは別物です。後者に重きが置かれるなら、お互い、簡単に妥協はできないでしょうね・・・ (・。・;ウーン
「進展なし」は、ど真ん中の想定通りの筈ですが、日本の市場では、「決裂しなかった」ことを好材料とする解説がありますね。今後についても、ここに来て長期化・悪化を予測する市場関係者のコメントが増えている印象があり、かなり期待値が下げられてきたように思います。実際に追加発動になっても、市場は「想定の範囲内」で乗り切ろうするのでしょうか。
一方で、企業の意思決定や行動には、じわり影響が出始めています。ここからどう展開しようと、もはや後戻りのきかない変化が生じつつあるように感じます。