日中両政府が通貨スワップの再開検討、3兆円規模=関係筋
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日本を抜いて世界第2位の経済大国になった頃から、中国はアジア諸国と積極的に通貨協定を結ぶようになって来ました。いざという時、人民元を供給してあげる、という流れです。人民元がSDRの構成通貨になり、シンガポールやフィリピンが人民元を外貨準備に組み入れるなど、人民元を国際決済における重要な通貨にしたい中国の戦略の一環でしょう、たぶん。これに対抗して我が国もアジア諸国との通貨協定に力をいれて来たものの、アジアでの影響力低下を懸念する米国の抵抗で後手に回っているのが実情じゃないのかな・・・
日中通貨協定の大規模な展開となると、基軸通貨たるドルの向こうを張ってそれなりに国際決済通貨としての地位強化を狙い得る二つの通貨という点で、中国とアジア諸国、日本とアジア諸国という組み合わせとは別の意味合いを持ちそうです。『中国発の金融ショックは世界経済に大きな影響を与えかねないため、「中国金融市場の安定に資する通貨スワップは、米国も評価するはず」』というのは本当か? 日中共に米国に攻め立てられる中、米国と同盟関係にある日本の立ち位置が問われる事案であるような気がしないでもありません。難しいことになって来ましたね (@_@)ウーンおそらく発動することはないでしょうし、実効性というよりは日中友好の一里塚的な意味合いしかないのですが、ともかく対話モードにならないと物事が進まないので、やるべきですよね
目前に迫った首相訪中で日中関係がどう動くか、注目です当たり前にいいことです。
3兆円という規模は両国の間ではほとんど意味はないが、それでも緊急時には役に立つ。
日中が以前の状態に少しずつ戻りつつあるというので、国際金融システムに良いイメージを与えると思います。