「1本3000円」のシャープペンをヒット商品にした、“近寄りがたさ”
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注目のコメント
ブランディングの事例として非常に学び多い事例
・機能ではなくストーリーを伝える
・顧客の要望全てに応えようとしない
・技術者の信念を掘り起こした先にブランドのヒントはある
コモディティ化はストーリーの力で乗り越える。
ストーリーを築くためには、社内資源と向き合うこと大切。ブランディングとして勉強になりました。
◇ぺんてるが発売した「orenznero(オレンズネロ)」
=1本3000円の高級シャープペンシルで、2017年に発売しこれまでに約16万本を出荷。
◇商品企画担当飯塚さん
なぜ3000円もするのか?技術者に説明してもらっても、何がすごいのか最初は全く理解できなかった
=一般の客と同じ目線だった。
◇技術者たちが語る「技術のすごさ」と「思い入れ」を伝えるためにどうすればいいか?
→まず考えたのは、「技術がどれだけすごいのか、可視化して示すこと」
例)「自動芯出し機構」の技術を伝えるため、展示で手書きで全文を写した小説『走れメロス』を貼り出した。オレンズネロ(0.3ミリ)を1回だけノックして、どれだけ文字を書けるか実験したもの。飯塚さんが約1万字、途中でノックすることなく書き切った。
=何文字書けます、と言うよりも、実際に書いて見せた方がすごさを実感できると考えた
◇若い学生たちが反応したことについて
→近寄りがたい。分かりやすくないけど、すごい。だからかっこいい。そんなイメージが、『使ってみたい』という憧れにつながったのでは