起業・独立を考える人に成功した起業家がオススメする10冊
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けんすうも言うように、起業する人は周囲からどれだけ引き止められてもやるもの。周囲から「やめておけ」と言われて踏み止まる人にとってみれば、所詮その程度の位置づけでしかないということでしょう。独立・起業する人が偉いとも、万人に向くとも思いません。好みの問題ですね。
起業したくなくなる失敗本としては、『社長失格』と『追われ者』の2冊が最高に面白いです。
『社長失格』
https://amzn.to/2wgKmXa
『追われ者』
https://amzn.to/2LhsYH8
拙著も取り上げていただいておりますが、話がとっ散らかっている理由は、「肩の力を5割ぐらい抜いて書いた」からではなく、もともとまとめるつもりもなかったNewsPicksの連載を力技で無理やり一冊の本にまとめたからです。連載時はその時々で気分のままに書いていたものだけに、出版社の編集者に初めて会った際、「この本を通して、誰に何を伝えたいですか？」と尋ねられ、思わず「ねーよ！そんなもん」と叫びそうになりました。
連載を載せるだけなら楽勝かと思いきや、一つのパッケージにまとめ上げるのがめちゃめちゃつらかったです。「もう本なんて書くなんて言わないよ絶対」と堅く心に誓っていたはずが、編集者の口車に乗せられてまんまと書いてしまったのが近著の『ファイナンス思考』です。もうやらない。
ピクリとも売れなかった本ですが、当人は思い入れもあり、我ながら良い内容だったよな〜と思っております。伝わる人にだけ伝われば本望。
『論語と算盤と私』
https://amzn.to/2uv0HYc何気に全部読んでますが、あえて一冊をお勧めするなら、NPの皆様にもお馴染みの朝倉さんの「論語と算盤と私」かな。
どのくらいお勧めかというと、この本の中の志低い起業のススメという一節を読んで、自分の会社の設立記念式典の基調講演を朝倉さんにお願いしたくらいです。(勿論タイトルは「志低い起業のススメ」で)
いわゆる西海岸系、ライフハック系の起業本ではなく、意外に地に足の着いた(上場会社の経営者だったのだから当たり前ですが)経営の本なのですが、所々にハッとさせられる鋭い発想が散りばめられています。
とてもわかりやすく、読みやすい文体なので、起業とか独立とか抜きにしても、純粋に経営書としてもオススメだと思います。
