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これはそうなのですが、
「そう考えると、「フォワードガイダンス」が新たに導入されたことは、実は異次元緩和策の「終わりの始まり」を意味する」
ということとは違うでしょう。異次元緩和の終わりの始まりはイールドカーブコントロール導入からでしょう。
https://www.huffingtonpost.jp/makoto-shimizu/forward-20180816_a_23500613/?utm_hp_ref=jp-trends
https://www.huffingtonpost.jp/makoto-shimizu/boj-monetary-base_b_12192434.html
「国内での「正常化」論は、「量的質的金融緩和」の導入当時から一貫して主張されているもので、副作用以前の問題として、政策効果自体に疑問を示してきた」
である一方、
「異次元緩和を続けたことで政策金利を実質マイナスに維持できていることが、GDPギャップがプラスで推移する状況を下支えしていることも事実」
とあります。もちろん、実質金利が平均的に短期ではゼロコンマ程度、長期では1%程度は低下させたかもしれませんが、そのスピードと幅で、それだけでGDPギャップをプラスにする効果があったというエビデンスがあるとは思いません。
https://www.huffingtonpost.jp/makoto-shimizu/japan-bank-mrkuroda_a_23411540/
「金利操作で対応できる余地が少なく」
マイナス金利深掘りは可能です。
https://www.huffingtonpost.jp/makoto-shimizu/negative-interest-rate-policy_a_23232091/
「日銀が次に金融政策の見直しを行う際には、それはおそらくは再度の延命策でも「量的質的金融緩和」からの撤退でもなく、「2%物価目標」自体の見直し」
これは金融政策を考える上で重要でしょう。しかし、物価上昇目標は政府との協定であるため、日銀だけでは何もできないでしょう。