結婚しない人が増えているのは合理的な選択の結果である理由
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選択しているユーザー
まぁ選択はそれぞれだし結婚しようが、独身だろうが重要なのは個々の幸福感なんだろうしな。
世間一般の押し付けがましい、やれ結婚しろ、子供は?だの言われる側からしたら余計なお世話だしね。
注目のコメント
結婚しない人増えているのは、一見して個々人がその環境において最善と考えて下した選択した結果であり、少子化は、その合成に見えます。
しかし、暴論なのを承知の上で言うと、実は日本の人口が本来の環境収容力を超えてしまい、ロジスティック成長モデルによる種としての人間の本能に従って、結婚をしない≒子供を持たない、と言う選択をし(ここでは社会的な制約から結婚が出産の前提行為として考えます)、結果として出生率が落ちているのではないかと思うことがあります。
生物学的には、個体群の密度が高まると、所謂密度効果によって産子数や生存率の減少を通じて増加率が調整され、この水準で個体数が保たれると言われています。
一般に生物の生息密度と体重は反比例し、哺乳類の生息密度は55Kg-0.90(匹/㎢)です。
この式を人類にあてはめると、たとえば平均体重が60kgとすると生物としての生息密度は、1.4人/㎢となります。
勿論実際の世界では、人類の生存密度はこの値を大きく超えており、これは科学技術の発展による水・食料及び資源の安定供給、医学の発展による長寿化によって可能になったと考えられるわけです。
因みに現在の日本の生息密度は327人/㎢です。
これは科学技術の発展による増加分を含めても過剰な水準にあり、種の保存の本能に従い、出生率は減少に向かったと考えられるのではないかと思うのです。
もちろん、社会的生物である人間を、こんな簡単な式で判断したらダメだと言うのは全くその通りで、例外もいくらでもあります。
たださっぱり効果の出ない少子化対策を見るに、単に個人の趣向や経済的、社会的観点だけに原因を求めるのではなく、マクロ的に考えるなら、人間も所詮は生物の一つとして捉えることも必要なのかもしれないと、たまに思うのです。基本的に周りを喜ばせるほど後味は良くなり、周りを悲しませるほど後味は悪くなるものです。①自分で②自分を③大切にする人は先入観よりも後味を参考にすることで快楽よりも充実感を選択するため、そういう人ほどあたたかい対人関係に恵まれる傾向にあります。
逆に対人関係が長続きしにくい人は①「自分で」が苦手で人に期待ばかりするか②「自分を」が苦手で自己犠牲に走っているか③「大切に」が苦手で快楽に溺れていることが多いです。期待は相手を疲弊させ自己犠牲は自分自身を疲弊させ快楽は反動が大きいので関係が破綻しやすくなる訳ですね。生涯未婚率は地域差がありそこから考察出来ることもあります。
人口が集中している東京と神奈川は女性の生涯未婚率は既に5分の1に達しています。
人口も多いですが経済力も男性に近い女性が多い地域であること。
そこに家族を持ち互いを支え合うという結婚という契約が成り立たない男女の何かがあります。
理屈より本能の部分が大きく占めるのが本音なのではないでしょうか。
中国人の方にお話を伺った時にひとりっ子政策で育った世代は豊かに育ったので日本人と同じで中々結婚しないとお話していました。
豊かで人が溢れていると同棲や恋愛も男女の繋がりが薄まって良い意味での執着がない。
人に埋もれて見えない糸を見なくても楽しく生きていける。
人生を謳歌するのは本当に大切ですが、
アジアでも平均年齢が一際高い日本の未来が心配ではあります。。