トランプ氏、FRBの利上げに不満表明
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注目のコメント
記事が推測するように、トランプ大統領が再選の際に景気が後退するリスクを心配しているのであれば、自身が実現した大規模減税による効果の持続力に対して不安を持っていることを露呈したことになります。
一方でFRBについては、潜在成長率の改善には懐疑的であるだけに、外部の声とは関係なく、今回の局面での政策金利の最高到達点を引き下げる可能性があるように感じます。
その意味では、FRBと大統領との関係が、結果的には予定調和的に落ち着くこともありうると思います。
ただし、そうなったとしても、FRBはあくまでもファンダメンタルズに関する自らの評価に基づいた判断であることを、外部に適切に理解してもらうというコミュニュケーション上の課題が残ります。
足許の景気が過熱感すら伴う状況にあるだけに尚更に難しい課題であり、大規模の圧力に屈した印象を残すリスクが残ります。予想されていたこととはいえ、露骨な発言がみられるようになりましたね。足もとの判断は、まだ利上げ判断の票が大きく割れるような局面にありませんので、大きな焦点にはなりづらいと思いますが、来年以降の利上げパスと政治との距離感は本当に難しいと思います。
FRBの実際の判断に当面は影響はないとしても、前回に続き、大統領が不満をかなりはっきり示している中、大統領や支持者の声を想像しながらの決定となると思います。