ポスト「ファストファッション」時代がやって来る? 変化するミレニアル世代の意識
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注目のコメント
経済的にどうか(コスパが良いか)と自らのことだけを考えて服を買うのではなく、社会にどう影響するかまで考えて買う世代。
日本もかつては経済成長が国民の生活を豊かにしていったが、ミレニアル世代やZ世代は生まれた時からある程度豊かな人が殆ど。だからこそ経済だけが価値ではなくなっているように思う。自分のいる業界だからこそ、悲しい。ファッション業界は、エネルギー産業の次に資源を使っている事実を認識し、浪費から「正しい」サイクルに変化する時が来ています。
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年間800億着以上購入される衣服だが、その多くが数回着ただけで捨てられているというのだ。英国では、洋服ダンスのなかにある衣服のうち実際に着るのは70%のみで、年間の衣服廃棄量は70キログラムに上るという。オーストラリアでは、購入された衣服の85%がリサイクルされず埋立地に埋められている。ファストファッションの衰退は、メルカリを含むCtoCの売買手段ができたことが大きいのではないかと思います。1万円で買っても7,000円で売れるなら、わざわざ3,000円のペラペラの洋服を買う必要はないので。廃棄という意味では、こうしたCtoCビジネスの台頭によってどのくらい環境負荷が減ったかというデータはそろそろ出てきてもよさそうですね。どんなに環境保全を訴えても人の「着飾りたい」という欲求を押し込めるのは難しいので、シェアやレンタルといった業態がある程度こうした問題を解決して行くのではないかと個人的には思っています。
一方でエシカルファッションの方は、最近ブランドが増えてきているとはいえメジャーになるにはエシカル以外の訴求ポイントが必要かと。
以前ストライプの石川さんが「ハーフオーガニック」を提唱されていましたが、完全なオーガニックを目指そうとすると制約が大きすぎるので、あらゆる企業に○%以上はオーガニックな商品を使うといった規制をかけるなどする方が抜本的な解決になる気も。
消費者の意識向上だけに頼らない施策が必要な分野だと思います。