「ティファニー」が高級ストロー発売 1本2万7500~3万8500円
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注目のコメント
去年の年末商戦の時に「クレイジーストロー」の名で販売していたものですね。今年に入ってからの急なプラスチックストロー廃止のムーブメントに乗っかったと言う事でしょう。
ティファニーは、「ホーム&アクセサリー」カテゴリで、2万5380円もするクリップ📎や、6万9120円のモノサシ📏なども扱っていて、それらは主にティファニーお得意のスターリングシルバー(銀92.5%(925パーミル)の合金)で作られていました。
銀価格は2010年ごろから中国が太陽光パネルを急増産したことにより、太陽光パネルの配線に使われている銀需要が拡大したことで急騰し(とよく言われるが、この時期は石油以外のコモディティは軒並み高騰していたので、金融危機で証券株式から資金がコモディティに流れただけだったかも)、2011年4月頃には$45/ozをつけましたが、現在は$15/oz程度を推移しています。米中貿易摩擦で、米国が中国からの太陽光パネル輸入に関税をかけた影響もありますが、銀配線を効率化して使用量を減らした開発側の努力もあるでしょう。以前にストローリサイクルの記事が出た際に、このアイデアをコメントしてた方がいらしたような。
銀は抗菌性がありますし、さほど金気臭くないので、ストローの素材としてはバッチリ!値段はともかく。
高価ですがこの素材なら妥当なお値段かと。
スターリングシルバーは他の金属を銀に少量混ぜた合金、ヴェルメイユ(バーメイルとも)はスターリングシルバーに厚く金を被覆※した素材ですね。※かなり分厚く加工するのでメッキとは区別されます。
どちらも他の宝飾品でも使われる素材ですが、カトラリーなどでの使用例もみ見かけた気がします。
このストロー、誰か買った人がいたら見せて欲しいですね。実は真鍮製とかのストローって割と昔から…少なくとも20年前に売ってたの知ってる…ある製品ですが、昨今の環境問題象徴型アクティビティとしての使い捨てストロー廃止の風潮で、作られることも取り上げられることも増えてきた感じ。
この動き、文化庁の京都移転とかと同じで、それ単体では全く意味ないけど、象徴的に「やってるよ」感が出やすく、しかもやらないよりマシだ、という案件だと思っています。