グーグルを知らない。世界と異なる中国・新世代のネット社会
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僕は十数年中国大陸にいたため、グーグルはメールも含めてまったく使わない。まあ、日本語の時はヤフー検索を使うので結局同じことですが。ただしここ数年、大陸で日本語のヤフー検索が使えなくなったのには頭を抱えています。
実際、大陸で中国語の世界では、必要なツールはみんな揃っており、しかもどれも抜群に使いやすい。日常の決済やタクシー、自転車とリンクしているという意味では、Facebookやツイッターを完全に凌駕してます。
情報は制限されているのだろうが、だからと言ってこれが特殊な環境だとか、洗脳されているかのような書き方は憶測が過ぎますね。
中国の知識人に聞くと、政府のプロパガンダ記事や嘘はある程度わかるから、ちゃんとスルーしているそうです。
一つ言えることは、この中国大陸の情報空間は、決してグローバル化できないことです。中国人はwechatや百度を使って世界の人と議論していない。だから知らず知らずのうちに思考空間が狭くなっているのは確か。
まあ、でも日本人も所詮は日本語の世界だから、充分に世界とコミュニケーションできていないのは確か。人のこと言えないですよ。ある研究トピック関連のペーパーを探して貰うと、中国の学生さんは大抵、中国人の方々が書いたペーパーをまず探してきます それより以前に他国の方々が書いた、しかもより高クオリティのペーパーがあってもです 愛国心か親近感からそうなりがちなのかな、と思ってたのですが、もしかしてBaiduでサーチしてるから?? なんてことはないですよねぇ。。。
インターネットには二種類ある、インターネットとチャイニーズインターネットだ。というような言い方を米国知識人などはしばしばしますが、それはつまり検閲云々を超えたもはや全く異なるモノになってしまった、という意味です。
世代間の感覚的な違いはたしかにあるでしょうが、もはや仮にGoogleやFacebookが中国で開放されたとて、必要性も利便性も鎖国自体に巨大化したウィーチャットやバイドゥより相対的に低いので、乗り換える人のほうが少ないでしょう。よって無論、この記事にあるように使いたいか、とアンケートを取れば、別に、と答えるのは当たり前でしょう。
これは他の全産業で同じ、自動車鎖国して国産のEV産業を肥やした後に外資開放するといったやり方です。