世界銀行、ブロックチェーン債券を発行へ
MITテクノロジーレビュー
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注目のコメント
本記事からの情報が限られているので、少し補足しておきます。
ブロックチェーンで債券発行というとICOのようなものをイメージするかもしれませんが、通貨はオーストラリアドル建てのカンガルーボンド(通称はシドニーの海岸の名前になぞらえて「Bond-i(ボンダイ)」で、あくまでも分散台帳技術を使って権利移転や債権管理などの業務を効率化することを目的としております。
ここからは推測ですが、債券管理で必要なトラスティや売買に係る証券会社などの役割が不要となるでしょう。
発行市場にしても流通市場にしても、これがプロトタイプとなる可能性もあるでしょう。フードバリューチェーンにおいて、ブロックチェーン技術を導入することにより、現在生じている利益構造の偏りを是正することができる可能性があります。
現在、フードバリューチェーンは分断されているためチェーンマネージャーが存在せず、取引は事業者間のパワーゲームとなっており、利益構造に偏りがあり、農業者の利益が少なくなっています。
食農分野においてもブロックチェーン技術の普及に期待しています。