大企業が新規事業で失敗しないコツは「混ぜるな、危険!」<けんすうさん×朝倉祐介さん 特別対談前編>
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『数字に対してはリクルートは厳しいんですが、たとえば1億円使うときも稟議書って書いたことがない。それよりも、自分がどうしたいか、のほうがはるかに重要。「それを使って、お前は何をしたいんだ」と問われ続けて「こうしたいです!これをやります!」と言ったら予算がおりる』
注目のコメント
「お前は何をしたいんだ」というフレーズは、社内で頻繁に飛び交う問いだと、リクルート出身者の方からはよく伺いますが、まさに個々人の意志に迫る問いだなと思います。
この問いの秀逸な点は、「上司にこう言われたから」といった他人の思惑や「今期は数字的にこれくらいが限界なので」といった現実の制約をすっ飛ばしている点にあると思います。この問いに答えようとすると、それを実現するために一体何が必要なのかといった順序で考えざるを得ず、未来志向、自律的な立場を迫られます。
一見、突飛にも思える問いですが、本来の商売ってこういう順序で考えるもんなんじゃないでしょうか。
目の前にさまざまな制約条件があるのは当然のことですが、一旦それをすべて取っ払い、「じゃあ何があればやりたいことを実現できるのか」と考えることには、現時点の延長線上にない野心的な目標を実現することなんてできないんじゃないかと思うのです。
なお、「混ぜるな危険」は3年前にここらへんにも書いてますね。
https://newspicks.com/news/1157489/
けんすう、退団したらあかん。新規事業と既存事業をごっちゃにするなというメッセージ「混ぜるな、危険!」がいいキャッチフレーズですね。
PLなどのパフォーマンス指標を混ぜるな、ということももちろん大切ですが、新規事業は組織的にも、できれば、物理的にも既存事業とは完全に分けることが重要です。
お役所体質の大企業が「オープンイノベーションやぁ~!」と掛け声を上げても丸の内あたりの本社オフィスにいては進むわけもありません。
最近は、新規事業チームをWeWorkに拠点を移して”ベンチャー”っぽく取り組んでいる大企業が結構出てきました。すごくイイことだと思います。
そそ。新規事業では人も「混ぜるな、危険!」なんです。この引用コメントに集約されていますね。
求めている根本と時間軸が異なると、違う方向に綱を引っ張ってるみたいに、お互い頑張っているのに全然推進されない。
以下引用
“既存事業と同じように、売上をたてて利益を出し続ける、という大前提を新規事業に求めても、うまくいくわけがない。既存と新規は「混ぜるな、危険!」。その頭の切り分けができるかですね。そもそも違うスポーツなんだ、と思えるか”