【解説】優良企業からお荷物へ。西友の「失敗の本質」
NewsPicks編集部
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名門企業「西友」の社員というプライドを持って働かれていた方は、子会社の不良債権に振り回され、ウォルマートの傘下に入り、さぞ悔しい思いをしたことも多かったのではないでしょうか。
西友の建物が老朽化しており、改修のための投資がこれから必要になるという話は、いろんな記事などで取り上げられていることですが、
それが、92年の大店法改正の頃から繋がる話で、
西友が翻弄されてきたということを象徴的に表していることなのだなと、
松岡代表のお話を聞いて、重大さも含めて改めて知りました。
グループ内の負債をどう解消していったら、本当は良かったのかな、と。
西友とウォルマートがたどった歴史は、非常に多くの教訓を私たちに与えてくれるないかなと思います。もっと取材・分析していきたいです。肝心の業績について、2014年までは6年連続で増収増益と報じられていたのでウォルマート流が定着してきたと思っていたのですが、先日の日経によれば2016年は2億円の赤字、2017年はトントンとのことで、うまくいってないのは間違いなそう。とはいえ売却するとすれば(ウォルマートはまだ否定してますが)、昨日にもあったEC、新興国への選択と集中、という要素が大きそう。
古い本ですが「コークの味は国ごとに違うべきか」という、世界のフラット化に異を唱えた本で、海外で稼げないウォルマート、という章があり、実は本社からの距離が離れるほど儲かってない、という分析が印象的でした。その意味では日本は相当遠いことは間違いないですが、巨額投資したインドはさらに遠いのでうまくいくかは注目です