中国政府の検閲に協力?グーグルが「邪悪になるな」の理想を捨てる日
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古巣のグーグルが「検閲版」で中国復帰か?との報道に震えて書きました。
グーグル創業から20年。全既存産業に対する「カウンター」として登場したネット産業から、かつてあった「自由の香り」や「理想主義」が失われてしまったのはなぜなのか。その理由を考えてみました。とてもきになる記事。グーグルの様な世界を代表する企業には、常に企業の社会的意義を考えて欲しい。
And remember… don’t be evil, and if you see something that you think isn’t right – speak up! (覚えていてほしい…。邪悪になるな。そして正しくないとあなたが考えることを目にしたときは――声をあげてほしい!)
STAY GOLD!僕はこの事をとても肯定的に捉えています。
例え話ですが、中国国内で検閲ギリギリもしくはちょっとアウトな情報をGoogleのクラウドサービス上で編集している中国人民がいたとして、それが仮に当局に見つかってしまって検閲を受けたとしても、編集した情報というのは中国国内にあるとは限らず、Googleが展開するクラウドネットワークに分散して保管される為、当局が情報の削除を強制する事は恐らく無理です。
中国政府によるネットの検閲というのは、本質的に国外への情報アウトプットを防ぐ手段にはなり得ていない。中国国内で人権などにまつわる不正や悪事の情報は海外への流出を止められていない。それは中国国内の情報サービス企業は成長の為に国外へ進出しなければならないからです。結果としてそうした発信を抑制する手段は不正や悪事を根絶する事に集約されていくので、中国人民の幸福への貢献が為される。
共産党独裁体制となっても、それが善良な独裁であれば人民の幸福はある程度保証されるという事。