中年期に「お酒を飲まなかった人」は認知症リスクが「高い」という研究結果
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アルコールと認知症の関連を報告した論文はこれまでも多数あり、適量のアルコール飲酒と認知症発症の低下は因果関係まで言えるものではないですが、関連がありそうです。一方、例えばアルコールの発がんリスクも多数報告されており、適量のアルコールでも食道がん、肝臓がん、乳がんなどの発症リスク上昇と関連するかもしれないことが指摘されています。
どんなものにも良い面、悪い面というのは共存するもので、健康に関して言えば、1つの疾病予防の側面だけを切り取って判断することは危ないと言えます。適度な飲酒に関しては、各疾病と絶対的に大きな因果関係があるとも言えず、自分の生き方や人間関係に与える影響、金銭的な側面など健康以外のことも含めて、過剰にならないように、バランスをとって楽しむのがいいのでしょう。
ちなみに、目安として、多くのガイドラインは、缶ビール350mlで男性が1日平均2缶まで、女性が1缶までを勧めていて、それ以上は身体的精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性があるとしています。性差は、平均的な体格の違い、アルコールを代謝する酵素の違いによる、とされています。個人差もありますし、あくまで目安ですが、平均してだいたいこのぐらいなら過剰ではないのかと考えていただければと思います。脳に不可逆的なダメージを与えると言われていたお酒。
参考記事 : https://newspicks.com/news/2356397
なんと、認知症のリスクを下げるとは…。
自分ルールで長らく禁止していた「家呑み」を解禁せよ、との神のお告げでしょうか。