共学志向で校数減、女子大の意義議論 京都の大学中心にネット
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注目のコメント
砂田さんのコメントに賛同します。
″男女格差のある現代では、女性が自分らしくいられる女子大の意義は大きい。女子大が存在する必要性を社会に発信したい」とする。″
期待しています。よって、今までの福祉士、栄養士、保育士、教諭等以外の専攻課程の充実を望みます。現在の女子大学数は77校。2009年の女子大学数は79校。18歳人口の減少割合を考えれば特に大きな変化ではないと考えます。(なお1999年は95校なので、大きな減少期は過ぎたという認識)
女子大学でネットワークを作るのは、カリキュラム議論などにおいて有効かもしれません。ただ女子大学のネットワークは、女子大学の存在意義の議論になりがちではないかと懸念します。
本当に必要なのは、大学における女子教育についての議論だろうと考えます。東京医大の入試格差の例は極端ですが、未だ多くの部分で男女が平等でない点はあり、また対等であっても環境や文化がそこに壁をつくる場合もあります。
加えてライフイベントがキャリアに与える影響も男性以上に大きい。結婚や出産で仕事を続けるか辞めるかを考える女性は多いですが、男性で結婚や出産で仕事を辞めることを考える人は少数でしょう。
そうした社会環境に対して大学としてどのようにカリキュラムやキャリア教育を組み、送り出していくのか。そのアプローチとして女子大学があり、共学大学がある。
この女子大学の議論と女子教育の議論。似ているようでいて、実際にはかなり異なります。個人的には常に後者に関心があります。