いつも暇そうに新聞を読んでいる不動産屋はなぜベンツに乗っているのか
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弁護士や会計士と同じく典型的なネットワーク商売。
だから店舗で「待ち」の時はノンビリ新聞を読んでいる。
車種は、お客さんを物件に案内するのにそれなりの車格が必要だから。
まあベンツは個人の趣味でしょうが。。。地方の不動産業者です。
この記事で触れていない事をあえて記載します。
いわゆる「暇そうな不動産屋」に多いのが、
過去に鉄道や主要道路の用地買収等で、莫大な利益を出し、その資金を元手にビル・アパートを自社で複数所有しているケース。
はっきり言って、放っておいても家賃収入だけでやっていけるので、のんびり構えていても良いわけです。
不動産業者として独立する人の多くは、以下の流れ
①1~2年は、仲介手数料収入のみで稼ぐ(凌ぐ)
↓
②実績を元に金融機関から融資を引っ張り、不動産の買取転売の利ザヤでも稼ぐ
↓
③資金が出来たら収益不動産を購入する
↓
④徐々に収益不動産が増えれば、その収益と管理収入だけで安泰
既に④の状況になった不動産業者の中で、攻める経営をしなくなった業者が、いわゆる「暇そうな不動産屋」に多いと思います。
最終的に④の状態を目指して、その状況を一から作る為に、今頑張っている不動産業者もいます。
もっと言えば、管理も最終的に外部に委託して、「資産家ときどき不動産屋」位のポジションで、のらりくらりとやっているのかもしれませんね。
ひとつ言えるのは、そのような状況の不動産屋ではなく、もっと発展途上の不動産業者に任せた方が、一生懸命仕事するでしょう。
ベンツに乗っているかどうかは、どうでも良い街の不動産屋の収入構造について、基本要素がカバーされていると思います。
特に古くからの不動産屋さんは、地元の「大地主さん」と付き合いを持っており、そこから賃貸物件や駐車場の管理を受けており、空室になるとそこの賃貸斡旋も受けるので、ここの収入である程度の定常収入は確保できます。賃貸斡旋も物件側につく「元付け」になればあとは、レインズや広告サイトを使えば埋められるので店舗をあけて対応する必要はありません。開店休業状態で、ふらっと入っても感じ悪い接客をする不動産屋が多いのはそういうこと。
その上で、「地元の大地主さん」は数多くの不動産を持っているので、密着してれば一定確率で売買を行うので、それがたまたま振ってくれば大きく儲かる、という構造です。あまり個々の物件で最高値で売る、などのインセンティブもないので、付き合いでエージェントが決まっているのが実態です