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論理的な情報処理がコモディティになり、人々が自己実現消費へ向かい、世の中の変化が圧倒的に早くなった現代。
山口さんも、同著の中で、客観的な外部のモノサシから主観的な内部のモノサシへの比重のシフトを、真=論理から直感へ、善=法律から倫理へ、美=市場調査から審美感性、という形で説明しています。
村上隆は「現代アートには戦略が必要だ」といった。
村上龍は「現代文学の役割は時代精神の表現だ」といった。
丹下健三は「建築において美しきもののみ機能的である」といった。
論理思考が当たり前になると、正解はコモディティになるし、一見当たり前でないと思える「面白さ」こそが価値になる。この他の人が気づいていないような=自分のモノサシで見たときの「面白さ」に価値を見いだせるか。
好奇心を持ち続け、自分の「好き嫌い」をより意識していくようにしたいですね
教養としてアートを勉強しよう、というのではなくて、アートと触れ合うことで、自分の心がどんなタイミングで震えるのか感じよう=感性を磨こう、というお話です。
私自身、アートと聞くとそれだけで「難しそう」と尻込みしちゃうほうなんですが、みなさんもぜひ、苦手意識を取り払ってアートと親しみましょう。
……って、なんか芸術の秋みたいな話になっちゃいましたね(苦笑)
追記
新たな価値を創ること、理論性だけでなく実践性を追求すること、そして、心のドライブを楽しむこと。これらの3つが個人的重要事項となるでしょうか。追えば追うほど逃げていく、知れば知るほど無知を知る。そんなアートとサイエンスに興味は尽きません。
「センスがいい人」というのは、学習効果に優れていて多くの人が「美しい」と思うものが分かる人ということかと。
そう考えると、美意識やセンスなどはAIを使えばマーケティング的な分析が十分にできると私は思います。
ただし、自分自身は(美意識がないと言われようと)自分のクルマや服ぐらいは自分で決めたいです。
(スポンサー記事ってのが明らかすぎる記事の作りは美しくなかった…)
しっくりきました。
時代を動かすムーブメント、もしくはコアなファンづくりには
正攻法で語られるマーケティングではなく、
アートや圧倒的なこだわり、独自の感性が影響すると思います。
本質的にはそれも含めてマーケティングなのかもしれませんが。
高額な美術品を買(えてしま)うのは、美術に関心があるからというだけよりも、自分の感性に忠実(でいられる財力がある)だからということもあるんでしょうね。
ただ、アートに溢れた不動産に住むことと繋がっているのかは更に微妙ですが。
「日常生活のなかでアートに接し、「感じたことを、ちゃんと打ち出すべきだ」という教育のもと、自らの審美眼を醸成させてきた。」
ランキングとかのように他人のでない自分の物差し。
また、マーケティングはデータに基づく手法だけでなく、センスで行うマーケターもいるかと感じてます。
センス・オリエンテッドなマーケターは、①自分の感じる「気持ち良さ」にとにかく徹底するタイプ、②他人の洞察が鋭く他人の「本音」をつくタイプ、がいるように感じてます。いずれのタイプにせよ、マーケターは結果が全て。近年は、データ・オリエンテッドが普及し過ぎて競合だらけになっているのかと感じてます。
最後の広告への流れがパワープレイな感じが…w
アッパー層ビジネスマンターゲットの住宅広告もNPに掲載されるのは感慨深いですし、そこを試されるのが三井不さんという点も流石です。