スターバックスとアリババ、コーヒー配達で連携へ=報道
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「各種報道によると、米コーヒーチェーン大手のスターバックス(スタバ)<SBUX.O>と中国の電子商取引大手、アリババ・グループ・ホールディング<BABA.N>がコーヒー配達で手を組む見通しだ。」(記事引用)
日本でスターバックスを立ち上げた20余年前、テイクアウトを定着させることができるかが、収益化の1つのカギを握ると判断した。結果、米国流の消費スタイルが都市型のライフスタイルとして普及した。その一方で、店舗内装は、ゆったりとした時間を楽しむサードプレイス演出型(ソファも配置したレイアウト)をあえてとり、新しいカフェ文化の発信によって新しい顧客(主として若い女性)を開拓できた。
しかし、サードプレイス演出型内装は次第に駆逐され、今では他のカフェチェーン同様に狭い空間にたくさんの客を押し込む効率重視のレイアウトの店舗が基本となっている。久しぶりにニューヨークに行ったが、少なくともマンハッタンで見て回った店舗の範囲では、ほとんどテイクアウト主体の店舗設計になっており、サードプレイスの価値観は希薄。店舗スタッフも総じて笑顔がなく、スターバックスのブランド発信力は低下している。
コーヒー配達という新業態は、店舗というブランド発信の基軸がハード(店装)とソフト(スタッフ)の両面で輝いていてこそ、機能する。スターバックスは、どこに向かおうとしているのだろうか。スターバックスの宅配サービス(星巴克代購)は、一部の店舗ですが「美団」ですでに提供されています。
私は「百度」や「餓了麼」の宅配サービスをあまり使わないので知らなかったのですが、今アプリの注文画面を調べてみたらスタバの宅配はやっていなかったのですね。
北京のオフィスではコーヒーを届けているシーンをよくみかけますので、大都市では一定の需要は見込めると思います。
しかし、10年前の時点では、中国でこんなにコーヒーが飲まれるようになるとは想像もしませんでした。時代は変わりましたね。