エンジェル投資家は経営者のアレを見る - 天才的"イケイケ経営者"は必ず失敗
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レノバ(私の勤める会社)の代表取締役会長である千本氏の寄稿文。下記の「Windows of opportunity(参入の窓)」の話は、千本経営哲学の中心の一つです。「参入の窓は半年間しか空いていない。好機を逃すな」と、私は日々指導を受けています。
---引用---
今を遡ること約30年前の1985年、その年は「電話革命」とも言われ、まさにインターネットが登場した90年代後半の状況とよく似ている年でした。実はその年の半年前に、私は第二電電(現KDDI)を創業しているのです。大きな波がやってくる寸前のタイミングでした。これが成功する大きなポイントになったのです。
大事なことは、大きな波がやってくる0.5歩前に動くこと。しかし、多くの賢い人は3歩先を見て、早く動きすぎて失敗してしまうのです。反対に0.5歩遅いと、今度は大企業を敵にしなければなりません。まさに直前まで慎重に準備をし、0.5歩先に波頭が見えた瞬間に、大胆に参入することが重要なのです。これを「参入の窓」と言います。ハーバード・ビジネススクールでも使われる言葉ですが、その窓が開くのは、実は6カ月しかないのです。
私の場合で言えば、85年の電話革命、2000年のインターネット革命、15年のグリーン革命の3つの波であり、そのタイミングで第二電電、ADSL回線事業のイー・アクセス(現ワイモバイル)を創業し、グリーンエネルギー事業のレノバに参加しました。
では、こうした大きな波の到来をどうすれば予測することができるのか。それは世界を見ることです。私は今でも月の半分は海外に行っています。私は著者の千本さんがシンガポール大学でお話しした成功する人の条件が忘れられません。
田村耕太郎先生が行っているリークワンユー地政学プログラムで仰いました。
「自信を持って行動している人が成功する。人間は自信を持っている人に集まってくるからだ」
どうしたら自信を持てるのか聞いてみました。
「世の中の為になること、正義があることを行っていると自信を持てる」
今回のコラムを読んで思い出しました。
千本さんをとても尊敬しています。大事なことは、大きな波がやってくる0.5歩前に動くこと。しかし、多くの賢い人は3歩先を見て、早く動きすぎて失敗してしまうのです。反対に0.5歩遅いと、今度は大企業を敵にしなければなりません。まさに直前まで慎重に準備をし、0.5歩先に波頭が見えた瞬間に、大胆に参入することが重要なのです。これを「参入の窓」と言います。ハーバード・ビジネススクールでも使われる言葉ですが、その窓が開くのは、実は6カ月しかない