ここまでできる、3Dプリンティングでの製造
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「3Dプリンタは基本的に素材を一層ずつ積み上げていく積層法のため、強度が強い方向と弱い方向ができてしまう。そこで、強度を保証するために製法や設計を工夫する必要があるのだ。」
ほんの数日前、積層方向のanisotropicity、プリンタサイズ、積層方向のオーバハングを考慮しながら、構造形状、接合面、と部品ごとの積層方向を同時に最適化する、多部品トポロジー最適化の3Dプロトタイプコードができた、とポスドクさんから連絡がありましたよ ペーパーになるのは半年後位ですかねぇ
「必要な構造を組み立てられた状態で、一体で造形してしまえば、ネジは不要になります。」
「ボーイング社と共同で作った長い素材も、縦に素材を積層していくには限界があるため、プリンタ自体を横向きにして積層するというアイデアが現場で生まれました」
とはいえ、製造コストの観点からは、全構造をプリントすることは、当分の間ごく限られたシチュエーションかと 殆どは、構造の一部をプリントし、他の製造方法で作られた残りと接合する、ということになると思います その場合、構造全体のどの部分をプリントするか、という問題を機能面から直接最適化する手法として、上記の多部品トポロジー最適化を開発しましたよ ご相談乗ります
「一方で、デジタル情報はコピーができたり、盗まれたりすることがあります。」
この問題を解決しようと、データに暗号化された透かしを入れる技術が研究されていますねぇ 技術的にも経済的にも大変オモシロイ分野とは思いますが、ワタシはcopyleft(=オープン好き)なので、傍観しています「3Dプリンターに製造なんて無理、試作にしか使えない」という認識にあらがおうとするところにイノベーションが生まれつつあります。しかし注意する必要があるのは、これを乗り越えるのがトライ・アンド・エラーを経験した「デジタル熟練者」というのがこの記事の論調ですが、それだけではなくAI前提のマテリアル・インフォマティクスやプロセスイノベーションが本当のブレークスルーをもたらす可能性があることです。主戦場はやはりデジタルトランスフォーメーション。そこに乗り遅れると致命的だと思います。
試作品を作るイメージしか持ってない人に是非読んでもらいたい3Dプリンターの雄、Stratasys Japan片山社長のインタビュー。量産で活用したり、アセンブリを無くす設計、在庫を持たぬSCMを目途すれば、確実にビジネスモデルが変わりますよ。