「中等、高等教育の改革は待ったなし」堀江貴文氏が設立した『ゼロ高等学院』が目指す教育とは?責任者と顧問に聞く - AbemaTIMES
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正直言うと,数日前にニュースになるまで知らなかったのですが,通信制高校と連携する「サポート校」という学校がある.通信制高校に通う生徒が卒業ができるように支援を行う民間の教育団体.サポート校は特定の通信制高校と提携しているケースが多い.ニュースにある「ゼロ高等学院」もそういったサポート校.注意が必要なのは,サポート校に入学して,そこの活動に参加しても単位はもらえないし,高校卒業資格は得られない.あくまで,通信制高校を卒業しないといけない.このニュースでは「鹿島山北高校」.実家が近くなのですが,たしか中学校の跡地利用で何年か前に開講した学校.この鹿島山北高校は広域通信制課程を持った学校.広域通信制とは,従来の狭域通信制が,学校がある都道府県とその近隣のみに住む生徒を対象とする一方,全国的に生徒を募集することができる高校.だから全国から生徒を受け入れることができる.インターネットを使ったeラーニング授業や,年に何日かのスクーリングが特徴.
「ゼロ高等学院」はサポート校である一方,カドカワの「N高等学校」は通信制の高等学校.両者は180度違う.N高にはバンタンという専門学校のグループとカドカワなどがサポートとして入っている.
記事中にありますが,ロケットを作るためには高校や大学を卒業する必要はありません.それでロケットは作れます.人の指示を受ければ良いし,ネットに情報は転がっている.実際,ホリエモンロケットのエンジンは「世界最低性能ロケット」と自称しているように,推進剤をガス圧で押し出し,ピントル型と呼ばれるエンジンで燃焼させる既存技術の組み合わせでできている.だから安く,早くできる.今の彼らの苦戦の原因は,ここだけは自分たちで解決しなければならない「組み合わせ」の問題にあります.
でも,新しい方式のエンジンを研究開発したり,機体をゼロから開発するには,高校から大学の積み上げ教育が必要.当然,ここは否定しないと思いますが,ロケット開発に興味を持って,世界先端の唯一無二の人物になろうと思うなら,既存の学問体系に沿って学習するのが効率的です.そこに疑問を持って長い時間悩むのも悪くはありませんが,その悩みの原因と解決策はたいてい過去の偉人が経験済みです.