知的財産ビジネスで世界に売る。電通の伝統工芸プロジェクト
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注目のコメント
伝統工芸というと無理に延命させられているようなイメージがあるかもしれませんが、いずれも何百年の歴史の中で洗練されたもので、漆塗りのように食器としての合理性が非常に高いもの、益子焼のように芸術性・デザイン性に優れたものなど、失うには惜しい、価値あるものが少なくありません。
中川政七商店さんのようにある程度の量産を実現して値ごろ感を追求できたり、あるいは生活水準時代の向上で生活用品に対する価格弾力性が低くなったりしてくると需要は盛り返せる可能性が十分にあると思っています。
本稿のようにIPを絡めるというのは伝統工芸そのものの良さからフォーカスがはずれていてちょっと残念な気もしますが、それでヒット商品が生まれたり、伝統工芸の合理性に目がいくのであればそれも良し。
絶やさず次のトレンドが来るのを待つ努力は必要だと思います。難しいでしょうね
私からすると伝統工芸の問題点は職人が年寄りが大半なことと新しい事をやる必然性に目を向けていないことですね。
会社を変えながら職人を見ていて思ったことは若い頃は人間は新しい経験を得ようと自分の今までやったことのないことをやりたがる。しかし歳をとっていくと自分の今までの経験の範囲で自分のやったことのある範囲の仕事をやりたがる。そして今の世の中職人は年寄りが多過ぎる。
私は日本社会が保守的でリスクをとる方に舵を切らないのは社会が相対的に歳を取り過ぎたためだとおもっています。特に伝統工芸の分野など相当保守的で若い人間の立場は弱い、20〜30代の若僧に伝統工芸士と銘を打っても効果は薄いでしょう。
私は伝統工芸の分野の人間ではないですが伝統工芸がこれからの衰退を乗り越えブランドとして生きる方法は伝統工芸という枠を超えて若い個人を生み出せるかどうかだと思います。