史上最強!? 開成高校野球部が繰り出した前代未聞の「奇策」
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注目のコメント
青木監督相変わらず。笑
もうあの夏から13年か。
(追記)
自分用にメモしていた青木監督語録です。
①組織には大まかに言うと3つの種類があって、一番弱いのはそれぞれ個がばらばらなことを好き勝手にやっている組織。二番目は強制的なルールによって全員が統制された組織。一番強いのは一見一番下の好き勝手やっているように見えるが、全員が同じ目標をもって各自で考えチームのために動いている組織。一番上は気を抜くとすぐ一番下へと変わってしまうのでそうなってしまうくらいならばルールによって縛ったほうがいい。でもこの組織は絶対に一番上の組織には勝てない。
②3点を取る回を3回または、五点を取る回を1回自力で作り出す。後は勝手にどさくさで点が入っていく。0点が続いてもいつかは必ずビッグイニングを作るチャンスがやってくる。
③コールド勝ちかコールド負けの野球
④大人の野球をしろ。自分たちのミスはまったく気にせずに、相手のミスにとことん付け込んで気にさせ動揺させる。たとえホームランを打たれてもその後をぴしゃりとしめれるチーム。
⑤本心ではびびっていても相手には見せてはいけない。無理やり声を出せ。
⑥野球は戦争と同じ、気を抜いたやつから殺される。
⑦できるだけ必要な確認、意味のあることを伝えることでうるさくなれ。意味のないことだけで声を出してはいけない。
⑧点を取った後の回、取られた後の回。
⑨試合が近くなったらどんな奴でも勝ちたいと思う。どれだけ早くから本気で勝ちたいと思っているかで勝負は決まる。
⑩練習での一発目で出せる実力が試合での実力。
⑪準備をしろ。次に何が起こるかを絶えず予測し続ける。
⑫ミスはとことん罵倒しろ。罵倒されるくらいでビビッているようじゃ試合じゃ通用しない。練習で悪くなるような人間関係だったらそれまでの人間関係だったってことだ。
⑬Aランクのピッチャーは狙いだまを絞って、何回か連続で当たったときにBランクになる。最近、進学校の野球部の活躍が目立ちます。
理由はいくつも考えられますが、その1つがこの記事にもあるように、従来のセオリーを覆すような頭を使った野球が流行ってきていること。これはとてもいいことだと思います。
別の見方としては、ややうがった見方になりますが、一部の県では、有力選手が少数の学校に集中するため、残りのチームがどっこいどっこいのレベルに落ち着いてしまい、くじ運しだいで、進学校でもベスト8くらいまで勝ち上がることができるようになってきたこと。野球人口が減少している中でも、依然として多くの選手を集めている学校があります。
ある甲子園常連校では、部員数が150名に及ぶといいます。150名というと、チームが15チーム編成できるわけです。
対外試合に出ることはもちろん、紅白戦ですら出場するのが大変なレベル。そうしたチームでくすぶっているような選手でも、地元の公立高校に行けば、中心選手になれるような生徒なわけです。
どうせならレベルの高い学校でやって、できれば甲子園に行きたいという生徒の気持ちも分かりますが、回りの大人たちには、あくまでクラブ活動であることを踏まえた進路指導を期待したい。開成は運動会の運営も自分たちで選挙をして役職者を決め、競技一つひとつについても戦略・戦術を自分たちで考えるという伝統があります。棒倒しの過去の対戦ビデオや戦術資料が膨大にあったりして、高2のときにあーだこーだ延々と喫茶店で仲間と議論したりしました。そんな学校なので、スポーツも頭を使って戦略的にやるものという前提が共有されている気がしますが、野球部は青木監督の存在が大きそうですね。