グーグル、4~6月期純利益9%減 欧州委の制裁金計上で
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GDPRや、独禁法の問題はさておき広告事業としてはこの売上規模になっていながらClick数が伸びている、かつ、CostPerClickが上昇しているというのは大きな意義がある
真摯に、正確なTargetingと厳しいViewabilityを突き詰め続ける姿勢がこの結果をもたらしているのでは。
TACも額は増えてるけど構成比が1%下がっているのも実はポジティブな気が。にしても、罰金が冗談みたいな金額
注目のコメント
売上・利益、さらにはクリック獲得コストも予想以上の内容で、時間外で株価は3%以上プラスで推移している。恐るべきは売上が前年比で25%以上伸びている事。四半期売上は4兆円に迫り、5,000億円以上という史上最大の課徴金をEUが課したにもかかわらず、四半期の純利益は黒字。グーグルの検索広告は人類が生み出した最強のキャッシュカウで、国家がどれだけ歯止めをかけようにも現状の手段では打つ手がないまでの規模になっている
Q2(4−6月)は売上高が対前年同期比+26%増、営業利益が同▲32%減でしたが欧州の制裁金を除くと+15%増。営業利益率は対前年同期比低下していますが、対前四半期比で少し改善したようです。広告収入の増加に対してトラフィック獲得コストの伸びが減速してきたこと(この辺りのメカニックは精査したいと思います)、クラウド事業など非広告事業が伸びていることなどが株式市場では好感されているようですね。日中+1.7%上昇しましたが、アフターマーケットで+2.9%ほどあげています。
EU制裁金は「たかが、されど」な、後々のGoogleの歴史においてエポックな事柄になるかもしれません。
たかが、については
並の大企業なら吹っ飛ぶ巨額特損など飲み込みたかが一桁%の減益で済ませ、売上、営業利益は巨額にもかかわらず2桁以上の増収増益を実現するモンスターぶりは健在である事。
されど、について
これは欧州のメガIT寡占企業に対する「ラッダイト運動」の一環に過ぎない事。この他にも、先日施行されたGDPRの訴状も抱えており、欧州当局は財閥解体に追い込むまで、攻撃の手を緩める気配はありません。