「勝てばドイツ人? 負ければ移民だから?」エジルが怒りの告発、そして代表引退を表明
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注目のコメント
ただただ悲しく、悔しい。
エジルのプレイを見て魅了されたことのあるサッカーファンは数多といるであろうに、そんなたくさんの興奮を呼び起こすほどの選手にこんなことを言わせるなんて……。
2000年のユーロでの惨敗を機にドイツサッカー協会で大きくテコ入れをして育成に励み、2010年W杯南アフリカ大会でミュラーやエジル、トニ・クロースなどなどハタチそこらの選手たちが大活躍して世界中を驚かせた記憶は今でも鮮明に覚えている。
自身のルーツに誇りを持ち、ドイツ代表として自国のサッカーの発展に貢献し続けた選手に対して、同じドイツ人が尊敬の念を持てないなんてなんと愚かしいことか。
彼は政治家でもなく、移民でもなく、世界トップクラスのフットボーラーである。常軌を逸したエジルへの「いじめ」。スポーツメディアすらも行き過ぎたエジル叩きがあった。ただ、その根底には、一般的なドイツ人のエルドアン大統領憎しの感情があると思う。エルドアン大統領がどれだけドイツで嫌われているか、日本からはその皮膚感覚はなかなかわからない。こういう複雑な背景を持つニュースにコメントするのは難しい。
<トルコ 続くメディア弾圧 独記者拘束3カ月 政権、引き渡し拒否>
https://mainichi.jp/articles/20170525/ddm/004/030/018000c
<どん底のドイツ・トルコ関係 難民危機への悪影響は?>
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan/8429-1046.htmlとても悲しい出来事。
エジルだから日本人も共感できるだろうけど、
日本でも一時期、李忠成がこういった差別的発言を受けている時期があったことを皆さん覚えているだろうか。
彼も自分のルーツである韓国に対しても敬意を示し、そして、イングランド挑戦の際もアジア人を代表して戦う、という言葉を発していた。その時の批判コメントの多さを忘れて、エジルにだけ同情するようであれば、同じことだと思う。