藤田晋、和解の夜に誓った「リベンジ」 ネット興亡記
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つ、ついに日経電子版に課金してしもーた笑笑。
藤田、村上、熊谷、三木谷対談の直前に藤田くんがものすごく重い顔をしていたのを思い出します。サイバーエージェント買収騒ぎの裏話に出てくる三木谷さんや村上さんの話から始まり、藤田さんと堀江さんのライバル関係の話まで書かれていてとても面白い記事です。今を時めくIT業界の大物の皆さんもその昔は色々と難しい関係だったんですね。藤田さんと堀江さんの20年間の関係もなんかいいですね。浮き沈みの激しいIT業界で20年経って生き残って成長を続けている経営者は三木谷さん、藤田さん等、実は数えるほどしかいません。優秀なだけでなく、修羅場を潜り抜けた強さもずば抜けていたのでしょうね。起業20年程経つのは私も同じなのですが、この記事に出てくる昔話は当時を思うと夢物語のようで、とても興味深かく楽しめました。
現在の楽天の時価総額は1兆1500億円、サイバーは8500億円。ただPBRは楽天が1.7倍に対して、サイバーは10.6倍。業態の違いもあるから単純な比較に意味はないとも思うが、成長期待の差がバリュエーションとして出ているとも思う。
何かというと、特にドットコムバブル~金融危機までは、スタートアップも出てきていたが、楽天やヤフーといった「大人」が結局強かったと思う。でもアベノミクスになってからは、そこを揉まれて残った会社や、その後に出てきたスタートアップの方が元気。
もちろん成長フェーズの違いもあるが、大人であることのメリットが減ってデメリットが増えて、発想や戦い方・価値観が若々しいことのメリットが増えてデメリットが減って、そういう地殻変動が起こっていると自分は思っている。また、そういう環境を若いうちに乗り越えた経営トップ・チームの経験値は、若いほど長期で効いていく。リブセンス村上氏(今は時価総額140億円ほどになってしまっている)とかも、また復活してくるのではと個人的には思っている。
にしても、下記の言葉は興味深い。藤田さんの強さも示していると思うし、村上さんのパブリックな部分と、投資機会があるときに動かずにはいられない部分が表れているように思う。
ライブドア事件を経て、自分だけのお金を扱うようになったりといった変化も含めて、今はもう少し変わっているのではないかと、動向・報道を見ている限りは思うが。
『「村上さんは株さえなければいい人なんですよね(笑)。根っからの資本家で、僕とは死んでも価値観が合わない。でも家では子煩悩なパパなんです」
藤田はなにかと理由を付けては隣宅に通い、ワインを飲みながら村上の経営論に耳を傾けるようになった。あの日、会社を投げ出そうとした若者は、因縁の相手からも学べるものは学んでやれというずぶとさを身につけていた。』