日本株、浮かぶ3つの異質
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「山を動かす」必要性を感じる状況。
みさき投資中神さんが立ち上げた「山を動かす研究会」。なんの山を動かすかというと、ROEに代表される資本生産性の山。
下記のスライド5に「日本の山」が出ているが、長期ROEが5%に中央値がある。これを動かそうというもの。
記事にあるように一部の企業は上手くやれていて、市場の評価を集めている(ときに集めすぎ?)。一方で、記事にあるように「買いたくない株が多い」というのも現状。スチュワードシップコードなどで山全体は右に動きつつあるものの、まだ十分に動いていない。
そこに対しては、スライド6にあるようにSCに代表されるポピュレーションアプローチだけでなく、ハイリスクアプローチも求められると思う。
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/daiyoji_sangyo_risk/pdf/007_05_00.pdf
※プロフィールにも記載していますが、みさき投資に以前在籍していました実際のところ、PBR1倍を割っていて株式の流動性が低く、外国人株主がいない上場企業のうち、かなりの割合の企業は、借入を有利な条件でする為と、新卒採用のために上場を続けているというのが実態かと思います。
緊張感がないのは、確かに、買収リスクが海外に比べて低いことも一因ですが、上場継続基準も緩いので、当事者が問題として認識していないというのが実情かと…
そういう企業は、相続対策として株式公開を主幹事証券会社に勧められたところが多いですね。企業も経営者も世間の目にさらされる緊張感の中でこそ力を発揮する。その通りだと思います。自分たちの問題を中だけで解決しようとする経営者のなんと多いことか。最近の自動車メーカーの不祥事を間近に見ていて、そのことを痛切に感じます。