IMFが世界経済見通し据え置き、報復関税が米輸出を直撃する恐れ
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なお、重要なことですが、4月見通しの段階ではかなり大きく引き下げられていた(トーンも後ろ向きだった)という経緯があります。前回は「Structural change」が指摘された、割とネガトーンの強いものでした。
現時点では、貿易戦争はあくまで「リスク」としての位置付けなので、見通しを下方修正することはできません。貿易戦争がメインシナリオに織り込まれ、成長率見通しが下方修正されるようになれば、さすがのトランプ大統領の態度も変わってくると思います。
四半期に一度公表されるIMFによる世界経済見通しのアップデートが公表されました。
これによると、日本の見通しは下方修正でしたが、世界経済の見通しは据え置き。ただし、世界経済見通しの水準は、2011年以来の水準とのことです。
米国を発端とする関税の問題については、現在示唆されている政策が実現されると、0.5%ほど成長率を引き下げる可能性があるとのこと。影響は大きいです。