お金がなければ医師にはなれなかった「マニュアル医師」の危うい診療
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注目のコメント
失礼ながら現代ビジネスの医療系記事は脚色が強すぎてどうにもこうにもと思っていましたが、本記事はそのまま現実と思っていただいても差し支えない内容かと思います(ということは実際に危うい医師がそれなりにいるという…)。
私自身は、医学部受験>医師国家試験>進級試験の順で勉強が大変だったと振り返れます。医学部は、学内の進級試験でも結構大変だとは思うのですが、医師国家試験について言えば、設問はすべてマークシートでの選択問題のため、キーワード連想と消去法で完璧に答えがわからなくても正当と思われる答えを絞り込むことが出来ます。
さて、臨床においても診断過程や病態把握において同様の考え方で正答への道筋が立てられると言えるのですが…実際は、何がキーワードだったり何が消去し得る要素なのかを把握することが極めて大切です。そこが試験と違うところで、臨床経験だったり、コミュニケーション能力だったり、人をみるセンスだったりと「臨床医力」が求められるところです。残念ながら、日本の医学教育はそこにフォーカスしたカリキュラムがまだまだ弱いのだろうと思えます。まあ、医師のくせに水素水とかを推奨してるバカ医師もいますからね。医師というだけで根拠のないものを信じてしまう方もバカなんですけどね。