農機の自動走行、2020年までの実用化へ課題は
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うちの実家は昔は水田の兼業農家、親が定年を迎えてからは専業農家になったけど、子供のころは乗用田植え機はなくて、2条か4条植えの手押しの田植え機で結構土まみれになって、田植えシーズンは何日にも渡っていた記憶があるんだけど、中学~高校のころには6条とか8条植えの乗用が普通になっていて、ほとんど汚れなくなった。
さらに今では高速化も進み、同じクタール数なら数時間で終わってしまうので、今では自分の家の他に10倍以上の作付け面積を受託している。
乗用田植え機は自分も運転したことあるけど、最初の1列がまっすぐに決まれば、あとは、ガイドポールを条のラインにあわせてやるだけだから、子供でも難しくない。テクノロジー的に考えても比較的簡単な画像処理で無人運転もできそうに思う。
さらに人を乗せなければ、その分苗床を沢山乗せられるようになるから、苗床のマネジメント機構をうまく設計すれば、田んぼ1枚分くらいなら、途中の補充もいらなくなって、さらに時間短縮できるうえ、ほとんど汚れなくなるだろう。
うちの父親は農業機械器具メーカーのエンジニア兼セールスをやっていたから、僕が高校のころには既に、水温・水量など管理にセンサーを使うとかは当たり前にやっていたし、ラジコンヘリで施肥をできないか?と考えて実際に自分の田んぼで飛ばしていたくらい、割と農業に関しては先進的なことを考えていたのだけど、インターネットにはめっぽう弱いのが残念。
両親ももうそろそろ70になっちゃうし、僕が貢献できることと言えば、センサーの収集を自動的に行うネットワークとか、映像による可視化とか、ドローン制御とかを駆使してもっと楽に水田農家を続けられる生産技術を構築してあげることなんだろうな。自動運転の応用例です.公道を走る自動運転車より,実現の敷居はだいぶ低そうです.6次産業化の好例ですね.
ちなみに,トラクタは凹凸がある地面上を走るので,真っ直ぐ走らせるのが,現状のGPSの測位精度では難しい.そこで,基地局を置くか,ジャイロセンサ,加速度センサ,地磁気センサを組み合わせたIMU(慣性計測ユニット)から得られる情報とGPSを融合して位置と姿勢の推定精度を上げています.準天頂衛星「みちびき」が整備されれば,基地局無しで数cmの精度が出せるようになります.