米中貿易戦争でも中国は米国債を売却しないといえるこれだけの事情
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中国の米国債売却については、駐米大使がカードとして3月に言及をしている(①)。本件については、記事にある通り中国が保有しているといわれるベルギーでの持ち分も併せてみる必要があるといわれている。ここについては②で数値の推移についてのリンクも張った解説したので、興味ある方は見ていただければ。
①https://newspicks.com/news/2909559
②https://newspicks.com/news/2754185米国債の地域別保有分布状況で、中国↓でベルギー↑という変化。
これは、中国が米国債持ち分の一部をベルギーに所在するユーロクリア(決済機構)の自国アカウントに移管したという指摘で、即ちいつでも売る気満々という意思表示ということです。
土地勘のない情報なので、勉強になりました。中国が米国債をベルギーに売ったかもしれない--これは今後も米国債を手放すぞ、と意思表示しているのか。
中国が米国債を売却→USD金利上昇→USD高CNY安→中国輸出業に有利になることを期待。が、シンプルな解釈だが、発展途上国などへのその後の影響は未知数で、中国もおそらくは(少なくとも大規模には)米国債を手放すことはないだろう、というのが記事の考えらしい。