論理と答案作成は違う。幾何の教え方に革命をもたらすある数学教師の信念(おおたとしまさ)
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このイモニイこと井本先生は、素晴らしいです。一人のイモニイが存在する有り難み。日本の数学教育の救世主だと思っています。「鍵理論」は、やがて一世を風靡すると信じますし、それは元々この国の強みであった数理思考力での優位性(算額、和算、寺子屋などに起源する総体としての数理への強さ)を、もう一度日本が取り戻していく時に、欠かせない力になると思います。
中学の頃は幾何学ばかりやっていて、冊子を発行したりしていました。見た目のシンプルさと内容の深淵さのギャップがいいですよね。また、現実には実在しえない抽象的な概念を扱っているのも楽しいです。
個人的には数学の面白さは公理や定理の組み合わせではないと思うので、あまりこうした教え方をしたいとは思いませんが、受験勉強となると、公理など覚えていることが前提となっていることは割り切って覚えて(国語における漢字、英語にとっての英単語のようなもの)、その上でその使い方をゲーム的に学ばせるのは、ストラテジとしては正しそうですね。
答案は採点者への「手紙」です。伝わらなければ意味がない。
だから丁寧に心を込めて書く。
"△OAB=△ODC"
三角形合同は「=」ではなく「≡」。普通に表記できるでしょ。「これからの社会はこうなるはずだからこんな能力を育てようとか、大学入試改革の方向性を先読みしてこんな授業にしてみようとか、そんなことは私にとってはどうでもいいんです」。これが子供を信じるということ。カリスマ教師に共通するのはその覚悟。勝手に先回りするのは大人自身の不安の投影。