京都とハイテクという二元性
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京都の本質は内と外の二元性であり、「粋=いき」というのは、芸者と客との男女関係に見いだされる理想的な態度、すなわち「お互いにぎりぎりまで近づくものの、決して合一することなく、一定の距離を置いた関係を保つという二元性の思想」であると。
外国人からすると障子とか不思議(光は通すけど視線は通さない)だと思うし、縁側とかも新しくて(敷地にとっては内だけど住居にとっては外)、そういう二元的で中間領域的なものって、面白い。
日本の都市空間における「奥」という概念(「奥」って英語に訳しにくいですよね。てか訳せない?)を見出したのは建築家の槇さんでしたが、「粋」という概念も日本の特徴的な概念として納得。
本文を読むと、「粋」とは二元性であり、一見ミスマッチだけど意外な組み合わせであり、京都とハイテクな組み合わせはそういう意味で「粋」なのである、という論調で、ちょっと短絡的な印象もありますが、まぁでも「粋なハイテク」というのはちょっと思考実験的には面白そう京都に住んでて気づいたのは、「〇〇×京都」とするだけで一個のコンテンツになること。
学生×京都、起業×京都、恋愛×京都…世にあるコンテンツでそういうものは多くあるように思います。
京野菜とかは典型ですが、「京ラーメン」とかってなってくると、もはや京都ってつけりゃそれでいいのかって感じですが笑
なんででしょうね、不思議な魅力です。今回のテーマは京都とテクノロジー。
様々な二元論で語れる街ですが、
長い歴史と最先端の同居、というコントラストが
たまりません。
この春に、京都リサーチパークに伺いましたが
元々は貴族の邸宅のあった場所だそうです。
西陣織の工場跡に設けたロボット会社、
テムザックさんの研究所にも伺いましたが
外観はもとより、内観も二元論的で…!
ロボットで作られた甲冑が
綺麗な屏風の前に展示されていたり。
伝統と最先端の融合が、最高に粋でした。