監視委が三菱モルガン証に2億円の課徴金勧告-国債相場を不正操作
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「見せ玉」という語句自体、久方振りに目にした感があります。当該違反行為は昨年8月に行われたようです。足元で収益性が低下している中にあってディーラーが個人的に煮詰まってしまったのでしょうか。色々想像を巡らしてしまうところ。もっとも、そこのところをあまり憶測で語っても仕方ないですが。
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社による長期国債先物に係る相場操縦に対する課徴金納付命令の勧告について」(平成30年6月29日、証券取引等監視委員会)
https://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2018/2018/20180629.htmこの記事を書いたブルームバーグの日向貴彦記者はこの国の金融ジャーナリズムにおける唯一無比の存在です。より正確に言うと、金融経済の領域では、彼以外に真のジャーナリストはいません。記事の内容以上にそのことを伝えたいです。
手口から見てディーラー1人の不正行為に見えるが、なぜ社内のチェックが働かなかったのだろうか? それにしても、注文の記録が全て残る上場物の取引で不正を働くのは割に合わない。 ディーラーの皆様、不正は止めておきましょう!