この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。
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コンサルティングが「時価総額を上げてとりあえず上場して、あとは出口戦略で」というひたすらに量的成長を追い求めるものだというところには同意しかねます(=今はわかないが、少なくとも自分がコンサルティング業界にいたときはそうではなかったと思う)が、事業の成否にまでコミットしたいというのはすばらしい。
コンサルも、新規事業早出や新商品開発のプロジェクトのコンペで広告会社が競合するようになってきたことなどを背景に、デザインファームを買収する動きが活発化しましたが、今後クリエイティブ側からのこういう動きもどんどん出てきて(takramとかまさにという印象)、ビジネス×クリエイティブの掛け算が進んでいくんでしょうね
「広告だけでなく、ビジネスアイデアから一緒に取り組み、広告以外にも広げて支援する」ということならクライアントにとっても価値のあるサービスだと思います。
しかし、アンチテーゼを掲げてビジネスをするのは素晴らしいですが、もう少し正確に、誠実に状況を理解して発言しないと、キャッチーなコピーで勝負するだけの軽いビジネスに逆に見えてしまうリスクがあるのではないかとお節介ながら感じました。
自戒の念を込めて。
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『現実には自分たちが関われる宣伝予算は、事業全体の予算のたった2割に過ぎません。残りの8割はクライアントと銀行員、コンサルタントが握っている。言うなれば、彼らから割り振られた2割にしかコミットできないし、責任も持てないわけです。』
→文脈から読み取ると、ここで言う予算というのは費用(原価や販管費)という意味でしょうか?だとしたら、工場の設備投資や人件費の調整、印刷費の削減などの割り振りに踏み込んでサポートするということでしょうか?インタビューからそのあたりまでやるイメージは持てませんでした。ちなみに銀行やコンサルタントもそこまで踏み込んでやるケースは非常にレアだと思います。
『これをビジネスに置き換えると、「時価総額を上げてとりあえず上場して、あとは出口戦略で」というひたすらに量的成長を追い求めるコンサルティングには限界があると感じています。もちろん量的成長も大切ですが、これからは利益だけでなく、社会的価値や幸福の提供といった質的成長も伴わなければ、いずれ企業は社会から淘汰されてしまう。』
→「とりあえず上場して…」という軽いアドバイスをしているコンサルタントは少なくとも私は周りにはいません。また、量的成長と質的成長はこの成熟経済において切り離して考えられるビジネスの方が少ないはずです。多くのコンサルティング会社は「どうすれば顧客から選ばれるか?」「どうすれば社員から選ばれるか?」という質的な部分に踏み込んで支援しているのではないでしょうか。
というロジックの雰囲気はわかるのですが、広告代理店の8割のどういった部分が銀行・コンサルなのかというイメージが部外者だとわかりにくいです。
装置産業でない広告の世界は知の塊かと思ったのですが、既得権益の塊だという印象だけはふんわり伝わりました。
そうなんですよ。これが現実。メディアマージンが基本のビジネスモデルです。クリエイターは付加価値です。それは気持ちの問題ではなくPLから言える事です。
"ビジネスの源流から僕らクリエイターがコミットしていく"
「コミット」の具体的なビジネスモデルはなんでしょう。レベニューシェア?
僕の試合パンツのお尻には「GO」。
スポーツ選手はどう自分の価値を観客に伝えるかの仕事なので、三浦さんのアドバイスは毎回役になっております。
https://www.youtube.com/watch?v=kChKMZyvR-s&t=379s
気持ちはわかりますが、これからも企業の価値がその利益やキャッシュフロー、雇用人員の様な量的価値から逃れることはないと思っています。リーマンショックの時に「資本主義は死んだ」と「転向」した著名な教授がいらっしゃいましたが、2018の今、何一つ変わっておらず、資本主義は拡大しています。
企業の存在意義として、ethical(エシカル)な部分が必要であるのは否定しません。しかしそのethicalを支えることが出来るのは、一定の量的規模があっての話です。一定の規模がある企業がethicalなことを行うから、意味があると考えています。
引用
もちろん量的成長も大切ですが、これからは利益だけでなく、社会的価値や幸福の提供といった質的成長も伴わなければ、いずれ企業は社会から淘汰されてしまう。
その意味で、クリエイターがビジネスの源流からコミットして量的成長だけでなく質的成長も担保するという新たな形をGOが提示できれば、絶対に日本の社会が変わっていくはずだという信念があるんです。
「皆さんはよくやってくれました。売れなかったのは自分たちの責任です。感謝はしています」。そんな気持ちのクライアントから対価を受け取る。
それでビジネスは回るのかも知れませんが、僕はすごく馬鹿にされていると思うんです。
余談ですが、タイトルのとおり、でかい顔をしているかどうかはわかりませが、上位大学の学生ほど、コンサル志望や(投資銀行的な)金融志望の学生は多いです。そうした学生の中には、単にコミットする事業テーマがないだけ(思考停止)だったり、成長できそうだからまず行く、もっと言うと、単に就職における偏差値というか入社難度が高いからステータスになるという理由で選ぶ人もいます。そうだとしたら率直につまらない人です。
ビジネスに関わる以上は、事業に対する熱意や興味、事業家に対するリスペクトなどが大事だと思います。