若田部日銀副総裁インタビューの一問一答
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記事中の以下の部分がすべてだと思います。とくにYCCを導入して以降はそのスキームの本質から本来であれば財政政策が金融政策を引っ張って方向性の舵取りをする必要があるはず。現状では残念ながら財政が金融の「足を」引っ張ってしまっていると言えるでしょう。
「一般論だが、金融緩和をこれだけしている中で、政府が機動的に財政政策を行えば、経済に与える刺激効果はその分高まる。金融と財政のシナジー効果が非常に重要になってくるし、それが経済に良い影響を及ぼすと認識している」鈴木さんもご指摘されてますが、
「一般論だが、金融緩和をこれだけしている中で、政府が機動的に財政政策を行えば、経済に与える刺激効果はその分高まる。金融と財政のシナジー効果が非常に重要になってくるし、それが経済に良い影響を及ぼすと認識している」
というところが最も重要であり、日銀の委員の本音なんだと思います。
経済学にあるマンデルフレミング効果の考えからも、
『変動相場制のもとでは景気刺激のためには金融政策が有効であり、財政政策は無効となる』
という黄金の法則の中に
『変動相場国でも金融緩和が伴っていれば、財政出動の効果はある』
とも言われてますしね。賃金の硬直性については、正社員の解雇規制が厳しいことも影響していそうですね。労働力のスラックについても、不本意非正規が260万人もいますので、そのとおりだと思います。