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前も書いたのですが、地震予知の過度な研究にはとても懐疑的です。そして、ここの予知まわりに予算を割くのはあまり得策ではないと考える一人です。というのも、この手の予知はなかなか実は誰にでもできて、震度6弱ですと、M6からM7と考えられますので実は年に1度前後はどこかで起こります。

日本では以下の確率で地震が起き続けるため、日本人がかならず理解しておくべきは「備えよ常に」ではないかと考えています。つまり、地震と向き合い家族含めて安全対策をしておくことにこそ、予算やマインドを使うほうが良い。(が、こうした煽りによってそれの徹底が一人以上されるとしたら、それはそれで価値なのかもしれませんが。。)

日本の地震発生回数
M1 = 100万回/年
M2 = 10万回
M3 = 1万回
M4 = 1,000回
M5 = 100回
M6 = 10回
M7 = 1回
M8 = 0.1回
M9 = 0.01回
※Mはマグニチュード
※地球で発生する地震の10%


余談ですが、占いや怪しい商法の中に、この発生率を用いる人がいるようです。たしかに、「1ヶ月以内にM6の地震がくるぞ 」と言われて当たったらびっくりしますが、実は年に10回もあるのでほぼ毎月あります。

参考 最近の地震
www.tenki.jp/lite/bousai/earthquake/entries
地震のリスク記事がでるたびに強調したいのは、「自分と家族の身は自分で守る」ということです。

首都直下や南海トラフが起きたら、一週間は支援物資は届かないと考えて、備蓄と冷蔵庫の食品だけで過ごしきれるかよくお考え下さい。

また携帯がつながらなくなると考え、家族と連絡がとりあえるか想定して下さい。
地震調査委員会そのものは、実は地震予知を目的とした組織ではありません。
単に特定の活断層やプレート境界の活動を調査し、長期評価という形で特定の数字をはじき出し、国の防災対策を促すのが目的です。地震保険の料率を算出したり、防災対策の費用対効果のような計算をするのでなければ、過度にこの数字に振り回される必要はありませんし、確率が低ければ地震が起きないということでもありませんので注意が必要です。

昔は震度6は少なかった、とおっしゃる方もおいででしょうが、実は日本全国にくまなく地震計が接地されたのは阪神大震災以降のわずか20年程度です。こんどの大阪北部地震も、仮に30年前に発生していたら、大阪京都震度4、程度で終わっていた地震です。

まず前提として、震度6弱程度の揺れであれば、日本のどこで発生してもおかしくありません。しかしその中で強いて言うなら、揺れやすいところとそうでないところがある、というように理解しておくとよいと思います。
確率そのものよりも、お住まいの地域ではどのような地震で特に強い揺れとなりやすいのか、津波等からの避難はどうするのか、家族同士の連絡はどう取るのか、といったことを考えておいたほうがはるかに有意義でしょう。
予測地図は、マグニチュード(M)8~9級の地震が起きている南海トラフなどのプレート(岩板)境界や、主要な活断層、プレート内で起きる地震の履歴を反映して作られているとのことです。

全国地震動予測地図2018年版はこちら
https://www.jishin.go.jp/evaluation/seismic_hazard_map/shm_report/shm_report_2018/
先日、大阪北部地震が起きたばかりです。
恐ろしいです。本当に。
今日も中国地方と北海道で地震がありました。
ここ最近、各地で地震が頻繁に起きているような気がするのは私だけでしょうか。

今回の調査結果をみると、上位に関東地方が入っていますが、関東地方は3つのプレート上に位置しているのが危険視されている理由のようです。
北米プレート。太平洋プレート。フィリピンプレート。

また千葉が1位になっているのは、
沿岸部に低地や埋立地が多いことを懸念されているからだという情報も。

日本の場合、残念ながら地震が起きる確率が0%の場所はないと専門家からは言われています。
地震国 日本で生き抜くために自分がどのような備えをしておくのか、今一度考え直すべき時なのかもしれません。
備えることは大切なことである一方で、不安になりすぎてもどうしようもないですね。できる範囲でできるだけのことをしておきましょう。