投信に元本確保型、未経験者取り込み アセマネOne
日本経済新聞
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投信を無理矢理「元本確保」にしようとするのは、筋が良くない。まして運用に2社が介在して、しかも信託報酬が0.29%とは、顧客にとって良い代物だとは思えない。顧客には、元本確保したい資金部分については別の物を買わせる方が良心的だろう。
元本確保「型」の投資信託は、アメリカではあまり聞きませんが、欧州ではよく耳にします。
欧州では、元本確保「型」の投資信託は特に退職者の間で人気です。商品によっては、販売する金融機関の側が驚くほど売れることもあります。また、普通の投資信託と違ってデリバティブを積極的に活用するケースが多く、金融機関にとって利益率の高い商品でもあります。
しかし、本質的には、金融商品においてリスクとリターンは表裏一体です。リスクを減らしてリターンだけを確保することはできません。従って、たとえ元本確保「型」を銘打っていても、リスクとリターン、そして手数料の仕組みを理解することが大切であることは変わりありません。様々なアプローチで投資未経験者を取り込みにいく動きそのものは必要なこととして理解します。ただ、元本確保型は投資のハードルを下げるとともに、リスクに見合ったリターンを得ようとする行為である投資をしている感覚さえスポイルしてしまうことに他ならないですから、貯蓄から投資へ促すにあたって健全といえるかという観点からすると個人的にはあまり感心できるものではないと思います。