「信用スコアに応じ優遇」 ネット各社、模索の行方は
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注目のコメント
過去にしつこくコメントしていますが、Webサービスや金融サービスを横断して個人の信用を蓄積、評価する事業には強烈な可能性があると思います。こうした信用が単に金利の優遇に用いられるだけでなく、Webサービス利用にも応用されるようになると、生活へのインパクトは相当程度大きくなるでしょう。Kloutがかつて描いた未来ですね。
一方で、アリババがこれをできるのは、様々なWebサービスや金融サービスを展開するコングロマリットだからでしょう。今の日本だと、アリババに匹敵するプレーヤーはいないので、なかなか実現しにくいのではないかと感じます。
ソフトバンクグループや楽天が近いのかもしれませんが、アリババには程遠いかなと。
またこれも過去にしつこくコメントし続けていることですが、こうした信用スコアが広がると、所得や資産だけでなく、信用格差が新たな社会問題になるでしょう。
中国だと、芝麻信用のスコアが低いと、マッチングサービスでも相手からフィルタリングされてしまうというエピソードが象徴的に感じます。極めて切実な話だと思います。
https://newspicks.com/news/2903759/個人の信用スコアも乱立の兆し。
ポイントは、
1. 元になるデータがどれだけの網羅性を持っているか
2. スコアリングモデルをどれだけ精緻化出来るか
3. どれだけ使われるサービスと連携できるか。
メルカリは1と3に強みがありそう。
ラインは3は満たしそうだが、1をどうやって満たすのか。
何れにしても2で差がつきそう。信用スコアはすごく可能性を感じる。
弊社もシェアリングのサービスを通して、この辺りは意識しています。
スマートフォンが隆盛したことで、ネットとリアルの垣根はなく、ネット上でも当然人格が求められる時代。
ネットを含めて「個人」というものがしっかりと見られる社会にする。
一方で、会社などでの評価と同じで、媚びへつらったりすることでスコアが上がってしまう仕組みになるととたんと意味が変わってしまうのでその軸が大切になると思います。