王者ドイツ、まさかの黒星発進。くせ者メキシコの堅守速攻に屈す【ロシアW杯】
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めちゃくちゃハイレベルな試合でした。
メキシコは的確にドイツの泣き所を突いていた。
守備的な戦術の中でオチョアの好セーブも光りました。
メキシコのカウンターも強烈でしたね。
ドイツはロイスを入れてエジルを後ろに下げてからポゼッションがいっそう強くなりましたけど、結局最後までメキシコが守りきってしまいました。
メキシコはカウンターで決定機を何度も作っていたんですが、もったいない形で逃すシーンが多く、どうなるかなと思っていたのですが。
メキシコはカウンター時の縦への速さが見事でしたね。
ドイツはもう少し早くゴメスを入れてもよかったような気がします。
レーヴは何故かいつもFWをあまり招集しないんですよねえ。
今回みたいに、ヴェルナーでスタートした時に相手に対処されてしまったらバリエーションに乏しくなってしまうような。
この組は残りが韓国とスウェーデンなので、仮に勝ち点が取れなくてもまだまだチャンスはあるのかなとは思います。
メキシコは恐らく決勝トーナメント行きは堅いかな?まさにサッカーに革命が起こった瞬間でした。この試合から大きくパラダイムが変わる可能性も大いにあると思います!
今後、様々な研究がなされるであろう試合なので、様々な解釈が出てくると思うのですが、僕がメキシコの狙いだったのではと思う点は以下です。
1. マンマーク
フンメルスとクロースにマンマークをつけて、DFラインと、MFのラインを断絶。このことで、ビルドアップする際にコースがキミッヒ一択になります。
加えて、これが効果的だったのが、ディフェンシブな2人に2人がマンマークが付いているので、メキシコがカウンターする際には、すでに前線に2人が残っている状態を常に作っていました。これが強力なカウンターに繋がりました。
2. キミッヒを狙ってカウンター
キミッヒにボールが渡るのを許容して、エリア内に強固なブロックを形成します。そして、エジルやミュラーが貰いに来たタイミングを見計らって、ボール奪取。
これは前回大会でアルジェリアを率いたハリルがドイツと戦った時の戦略と似ている気がします。
ボールを奪ったメキシコは、キミッヒの裏にできた広大なスペースを活用してカウンターが可能になりました。
3. カウンター巧者
カウンター時、前線にボールが入った際、一旦ボールをキープ。ドイツDFのプレスを待ちます。そして、引きつけたところ、キミッヒの裏に空いたスペースにロングパス。
また、プレスがなければ自分で持ち出し、数的優位で崩していました。ただ、外しすぎてましたねw
4. 切り札マルケス
ドイツはあくまで自分たちのサッカーを貫き、横綱相撲を取っていました。時間が経てばメキシコが疲弊するとの狙いだったのでしょう。しかし、メキシコはオプションとしてマルケスを持っていました。
マルケス投入で5バックに変更。そして、マルケスが中盤で非常に効果的なプレッシングとボール奪取を行っていました。まさか39歳の大ベテランがこの大活躍をするとは誰も予想しなかったでしょう。
最後のチチャリートの涙がすべてを物語っていました。メキシコはこのために準備し、このためにプランを実行し、走り抜き、そして勝利をもぎ取ったのでしょう。今回のW杯は、国がクラブレベルの戦術を取り入れ、モロッコ対イラン戦を始め、西ヨーロッパ以外の国でも非常に完成されたチームが多い大会で、本当におもしろい。しかし、この試合は段違いでした。#メキシコ くせ者とありますが、6大会連続決勝トーナメント進出の強いチームですからね〜!
その強豪メキシコですら、「自分たちのサッカーをすれば勝てる」や「内容が大事で、ドン引きして勝っても意味がない」なんてナイーブなことは、決して言いませんね。
#日本代表 はまだまだ弱く、内容なんて拘っている余裕はないはず。どんな形でも良いので、結果に徹底的に拘って一つづつ勝ちを重ねていきましょう。
それこそが、唯一の強豪への道です!