第二地銀は冷静にみてヤバいのか
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世界銀行の調査結果によると、預貸利ざやの世界平均は5.7パーセント。
https://data.worldbank.org/indicator/FR.INR.LNDP?view=chart
これはいろいろと不備のあるデータだが、先進国でも1%未満は日本だけだと推測される。
過去、いくつかの銀行で外国人が頭取となったが、そうした銀行は企業貸出に対して総じて消極的だった。冷静にみて日本の貸出市場はヤバいので、避けるのが無難という経営判断だと思う。外国からみると、日本で銀行の預貸業務が存続していることそのものが不思議だと思う。第二地銀の経営の状態について、2009年と現在の比較が分かりやすい。
元の金利水準が低いなかで、さらに金融緩和がなされているため、利鞘の低下が大きい。
人件費・物件費の下落に比べて業務粗利益の下落が大きいが、固定費的性質が多い銀行の経営を示唆している。なので、合併でコスト削減(店舗・システム、そしてそれに伴う人員)が話として出てくる。よく「銀行は担保に依存しすぎ」と言われますが、1億貸して、利ザヤ24万ですよ?そりゃ担保くらい欲しがります。
この利益では、世間が言う「目利きで融資」はもはや銀行の仕事でなく、ゼロサムの投資ファンドとかの仕事だと思ってます。
担保依存云々言う人は、自分の仕事と比較して、この規模の取引を何の補償、保証無しにやるのか、1回考えてみた方がいいかと思います。
とは言え、銀行も本業で赤字なのは褒められた事では無いと思います。
銀行で必要なことは、市場金利がどーであれ、情報、コンサルで付加価値つけて、堂々と「金利高くても借りてください」と交渉出来る提案をし続けて、経済発展させていくことかと思います。