「風邪に抗菌薬を処方」がなぜ良くないか? 現役薬剤師が解説
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現場の先生方も耐性菌を増やさないために極力不要な抗菌薬投与はしないように努力されていても、それを理解できない患者さんがいかに多いかということなんでしょう。風邪で病院に行って抗菌薬でも出してもらわないと、損した気分になるのか?
もっとメデイアに宣伝してもらって、患者教育が進めばいいのに。
注目のコメント
風邪という便利ワードで適当な診断をするのもそもそも問題。
風邪の定義が不明なので、抗菌薬が使われてしまう要素もある気がする。
風邪や感冒を急性ウイルス性上気道炎と定義すると、抗菌薬は100%要らないということになります。ウイルスに抗菌薬は効きませんし、細菌感染症のほとんどが予防的抗菌薬で予防効果を証明されていません。
なんとなく「効く薬」として医者や看護師も思っていて、患者もそう思っていることに問題がある。患者教育も医療者の仕事。①耐性菌が増える、②副作用がある、③腸内細菌のバランスが崩れる。
上記、3点が抗菌薬処方時に問題になります。
①、②は言わずもがなですが、③が原因で自己免疫性疾患などが増えるという報告は増えています。
「抗菌薬に限らず、無駄な薬は使わない!」これが自分のため、子供のためです。
P.S.
しっかり説明すると、抗菌薬いりませんという親は増えていますよ〜