企業はデジタル変革をどのようにとらえているのか
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手段として表現できることはデジタル変革の方法論でしかないです。アナログ世界とデジタル世界を融合することができれば、現場の情報をつぶさにデジタルで把握シミュレーションしてまた現場に戻すシミュレータブルな経営(=予測可能な経営モデル) が実現可能です。それが見えてないと手段ばかり追い求めることになります。
ここ最近は現場の声を伺って回っているのですが、一般にイメージされるような「よくわかんないけどデジタル化って必要だよね」みたいな温度感の会社って正直ほとんどなくて、それぞれがそれぞれの課題感を起点にしてアクションを取っていらっしゃいます。長期的な視点で見ると、理想像はそこまで差はなかったりする。
違うのは投資スピードです。オンラインとオフラインで顧客IDを統合したり、在庫を実店舗・モール・自社ECで連携させたり、それらを支える物流システムを整備したり。こういったことは一つ一つ大がかりで、相当の予算が分配されないとなかなか進んでいきません。
それらを部長レベルではなく、その上の層が必要と認めて予算を割り当てる判断ができるか。そもそもそれが可能な収益性のあるビジネスかという、割とトップレベルのところで差が生じていくように感じます。"腰を据えてさまざまな部署のチームと議論し、ビジネスにとって何が有効で、何が改善できるかを理解しなければならない。"
企業にとってデジタル革命の何が必要か、は無限のパターンがあると思います。生産性の向上でも、新製品の開発でも、ワークフローの可視化、でも何でも良いです。大事なことは
「我々は何のためにビジネスをやっているのか」
この答えにデジタル革命が回答できることはとても多いはずです。何もしない、という回答はあり得ません。