“電力輸入 技術的には実用化可能”調査結果まとまる
コメント
注目のコメント
技術的に可能なことなんてわかってますが、安全保障とコストの両面で、それが「良い手段」かどうかです。
安全保障を考える際には、ウクライナがロシアからのガスパイプライン止められたこと(ウクライナも料金ごまかしたりしていたので、どっちもどっちなのですが、この両社だけでなくパイプラインの下流の国がみんな迷惑した)などを踏まえて、どれだけリスクを許容できるかの議論が必要。
コストについては、これからどれほど電力需要が伸びるかにもよりますので試算は難しいですが。
また、日本のどこに持ってくるかで、結局日本の中でのボトルネック(九州ー本州や北海道―本州)の問題が解決しないと日本全体がこの送電線のメリットにあずかれるわけではないので、これだけあれば解決するというように錯覚しないことですかね。技術的には可能だが、電力の他国からの輸出入は政治的な問題。
EUの様に同盟でもあればいいが、今の外交関係ではそこまでいかないでしょう。
朝鮮半島からの最短地は九州だが、ソーラーを中心とすると再エネの出力変動で四苦八苦しているところに、大陸からも電気が来たらたまらないでしょうね。
加えて大量消費地の東名阪に運ぶには、関門海峡の接続線の強化も求められる。
結果、大量消費地への距離と送電の観点から言えば、日本海側/日本の端での接続がボトルネックとなるわけです。これは北海道でも同様。フィージビリティの評価はそれ自体興味深いですが、人口減少社会で需要はよほどIoT化で電力を使うなら別ですが、電力需要が爆増するとは考えにくいと思います。
おそらく実態はモンゴル・中国から風力・太陽光エネルギーを引っ張って来ることがメインになると思いますが、日本からの輸出がなければ単に依存先が中東からこれらの国に入れ替わるだけで、コスト以前に政治的論点となるでしょう。
まずは自給率の上昇、低コスト・高効率のグリッドづくりを優先すべきだと思います。