「提案書」を文章で書かせる会社はNG。生産性の高い会社は「1枚のサマリー」に箇条書きでOK
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提案書の類はたくさん書いてきたが妙手はない。お客によってword形式を好む人もいればパワポが良いという人もいる。
パワポも、40ポイントの大きい文字で5つぐらいの箇条書きが良いという人もいれば、タイトル、リード文、図表またはイラストで構成し全体的にビジュアルに仕上げたほうが良いという人もいる。
具体例をストーリー立てて説明して「結局何が言いたいのだ」と怒る人もいれば、要点を強調しようとするあまり「イメージ先行の抽象論でわけわからん」と言って怒り出す人もいる。
起承転結でないとダメな人がいれば、結論を冒頭ぶち上げて背景、問題、具体例、効果等をピラミッド形式でぶら下げたほうが良い人もいる。
プレゼンは伝わることが目的だ。相手の好みを事前に見極めるのが大事だが、賭けとしかいいようのないケースもある。
これしかない、あれはダメという意見にまどわされず、若い人にはいろんなやり方を吸収してほしい。提案を受けることがよくありますが、企画書は1枚にして欲しいと常々思っています。
まず何枚にもわたるとそれだけで見る気が失せます。そして何枚もあると先に何が書いてるのかペラペラめくりながら話を聞くことになるので、自分が見ているものと相手が話しているものとの間にギャップが生まれて理解できなくなることがよくあります。
提案者によっては枚数が多いことが提案の内容が濃いと思っている人がいるので、やたらと扉があったり、スライドに一言だけ書かれているようなものもあって、このスライド要る?なんてまた余計なことを考え、提案が耳に入ってこなくなったりします。
1枚の絵でパッと全体像が見渡せるくらいの提案書が最高です。まず全体像が把握できるので、自分が興味があるところ、ないところ、質問したいところなどが一目瞭然になります。テンプレート化と箇条書きは反対しませんが全部がそれで済むとは思いません。一覧性は良いですが、その結論に至った経緯が分からないので結局補足資料が必要になったりします。
説明したい事情が複雑であるほど、事の脈略をきちんと文章で論理立てて書いた方が誤解が少なく済むように思います。そのためには図表で削られがちな接続詞、副詞、助詞の類こそ重要というのが私の意見です。
細かい話になりますが、二つの事実A、Bについて、関係をコンパクトに図示しようとして「A→B」みたいに簡単に矢印でつないでしまう人がいます。これ、「AだからB」なのか「A、次いでB」なのか、論旨が読み取りづらいことがほとんどです。記述する事実がABの2個だけならいいですが、これをAからZまで事実が多数ある系でやられると必ずどこかで誤解が生じます。やはり大事です。助詞力。